Vol.211 「芸が身を助く」 | NPO法人コモンビート
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Vol.211 「芸が身を助く」

Up with People旅日記にも紹介したとおり、先日1週間ほどフィリピンに行ってきました。
そこで感じたことは、「芸は身を助く」ということ。
じゅりは、まだ英語で十分な自己表現ができません。
でもキャストの中でトップダンサーとして活躍していて、みんなから慕われていました。じゅりはステージで、普段十分に発信できずにいる思いを、ダンスを通して表現しきっているように思えました。自分を表現できる何かを持っているということは、いざという時に身を助けるんだなとつくづく思いました。
そしてなんと私まで、フィリピンで「芸が身を助く」経験をする機会に恵まれました!
10年前、Up with Peopleスタッフとして「ダンスキャプテン」を務めていた私。それを知ったこのキャストの「ダンスキャプテン」が、私にウォーミングアップをリードしてほしいと・・・
久々に英語でリード。しかも会ったばかりの見知らぬ80人の「外国人」に!!??
普通にダンスを教えても面白くない。こういうときこそ、修行の成果が役立つとき!
私は、東洋の武芸の美しさを紹介しようと思いつき、「カンフーエクササイズ」を企画しました。
中国武術の型は、シャープであり、ときに舞踏のようにしなやかでカッコイイ。
その一部をアレンジして教えたところ、とても大好評!
普段ウォーミングアップを適当にやる男の子たちが一番張り切ってやっていたと、後からスタッフにお礼を言われ、次の日もやってほしいと依頼を受けました。
結局二度にわたり、東洋の武芸を紹介することができました。
「身を食う芸が、身を助く」
この7年、師匠について中国拳法を学んできました。費やした時間やお金も計りきれません。
でも思いがけないところで役に立つ経験をしました。
日々感謝、日々精進です。