学校訪問プロジェクト初日スタート! | NPO法人コモンビート
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学校訪問プロジェクト初日スタート!

mini_title1010.jpgこんにちは。学校訪問プロジェクトいよいよスタート!練習初日の様子をスタッフの木地かおり(きじ)がレポートします。


こんにちは!
学校訪問プロジェクトスタッフの木地かおり(きじ)です。
10月10日(日)、東京にて「学校訪問プロジェクト」がスタートしました。
その名も「芸術の秋!学びの秋!学校へ行こう!!」。
絵本「世界がもし100人の村だったら」を学びながら、パフォーマンスを完成させ、最後は世田谷区の3校合同イベント-「地域がなかよし!100人村でミュージカル」でその成果を発揮します。
学校・教育に興味がある人、パフォーマンスに興味がある人、など約50人のミュージカル経験キャストが集まりました。
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初回のこの日は、「世界がもし100人の村だったら」のワークショップを行いました。DEAR開発教育協会が提供している教材を活用して行いました。
この日の参加者は34人。まず「世界がもし34人の村だったら」と仮定して、34人にそれぞれ「役割カード」が配られました。カードに書いてる情報がこの村での自分の役割。
どんな国に住みどんな言葉を話すのか、年はいくつぐらいなのか、などが書かれています。この34人の「世界」には、果たして男性は何人ぐらいだろう、お年寄りは何人ぐらいだろう、同じ言葉をしゃべる人は何人ぐらいだろう・・・動きながらそれを体験していきます。ちなみに、中国語をしゃべる人がイチバンたくさんいました。(8人)そしてアジア人がこの村の半数以上を占めていました。
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このゲームの最後に、この「村」の人たちを5つのグループに分けます。
実はこれがなんと「貧富の差」。イチバン裕福なグループとイチバン貧乏なグループは、もらえるクッキーの枚数が違います。
そこで真剣に世界の現状を知ることになります。クッキーを食べきれないほどもらう裕福なグループ。その一方で1枚のクッキーを8人で分けて、こぼれる粉まで大事にするグループ。
「34人の村」には複雑な思いが生じました。でもこれがこの「世界」の現実です。私たちはその後、感想を話し合いました。
世界の現実を知った上で自分は何ができるのか、どう生きるかを考えることが大切だと思いました。
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「世界がもし100人の村だったら」
これは、9・11(テロ事件)をきっかけでメールで世に発信された詩です。それが絵本になり、日本では教材にもなりました。
知って終わりなら、知らないのと同じだと思います。これからのアクションに生かしていきたい。
学校訪問でこのワークショップを世田谷区の親子と行います。
楽しく、かつ真剣に考える場を提供していきたいと思います。