キャスト感想:舞台は生もの | NPO法人コモンビート
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キャスト感想:舞台は生もの

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こんにちは ぐらっちぇ こと倉 雅幸です。
無事に、公演を成功して終える事ができました。あっというまの77日間でした。
このレポートでは、作品が出来る上がるまでの経緯や感想をお届けします。


僕は、今まで他の舞台にも出演した経験があるのですが、今回は珍しく真面目な役で、
ノーザンブルグ(緑)の領主でした。
領主というのは、ノーザンブルグ一家の主・父親であり、その領民たちをまとめる役です。
演出の狙い通りだったかハズレだったかは分かりません(笑)
僕にとっては約2年ぶりの舞台出演。久々でした。
ここ2年間は大抵「舞台は観るもの」で、パフォーマンス側からの「パワー」を貰っていたんですが、今回は出演。最初のオーディションは恥ずかしくて仕方ありませんでした。
しかし一緒に出演するメンバーは、皆、コモンビートのミュージカルを一度以上の経験しているので、すぐに打ち解けました。
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Nacatopiaはミュージカルなので、うた+ダンス+演技で構成されているのですが、
なかには、もちろん音楽無しの演技のみのシーンもあります。
セリフが100%固まったのが3日くらい前というシーンも。
各シーンが後半に一気に組み立てあがり、なんとかこの公演に間に合いました(笑)
なぜ、公演ギリギリまでかかったかというと、このNacatopiaでは、「みんなで作る」ということを重点において進めていたからです。
台本のセリフはあって無いようなもの。
シーンの会話を作って、あーでもないこーでもない。
考えたセリフを共演者に投げても
「ぐらっちぇ、そのセリフ言いにくい」
なんじゃそりゃー!だったら自分で考えてこーい!と、軽く怒りが沸き上がりました・・。
が、熱くなりつつ、あーそうそう、これが舞台の練習だよね・・・と。
舞台は生ものだなと出演者の感覚を思い出したものです。
台詞も動きも、練習当初からイメージはあったものの、一人一人が考えて生み出す。
噛めば噛むほどの味のでるするめではありませんが、やればやるほど、味が出てきました。
キャラが立ってくると、シーンも締まりました。
そして、僕の今までの舞台の経験が生きたのも、この公演でした。
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他人のシーンに割り込む割り込む。嫌な顔されようと口出ししていたと思います。
他の出演者のシーンを観て思ったんですが、途中までは固まってるんです。
が、それ以降はいつもアドリブで、流れがどうも上手くいっていないところがあり・・・本番はどうなるのか?ごまかせないなと。そんな所はよく口出ししていました。
さてさて本番当日ですが、とても会場の雰囲気が良かったです。
すごくアットホームな公演になりました。今回の演目と会場キャパはピッタリだったなあ。
本番では「笑ってください」ネタを2箇所盛り込み、ウケ率何パーセントかはわかりませんが(笑)とりあえずウケた!袖に帰り「よーし!」とニヤリ(笑)
そして、たった1回だけのステージ。ゆえに、パワーも演技も、伝えたい思いも出しきれたと思います。有り難い事にお客様から良い感想をたくさんいただきました。
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またいつになるかわかりませんが、舞台に立ちたいと思います。
とっても素敵な稽古期間、公演になりました!
出演者の皆さん、当日スタッフの皆さん、応援してくれた皆さん、
そして、観に来てくれた皆さん本当にありがとうございました!
最後に、
僕は、打ち上げの幹事をしたのですが、打ち上げサブタイトルは
「再会できた君に乾杯!そしてまた会おう」でした。
これは、コモンビートで100日ミュージカルプロジェクトとはまた別の関わり方で
メンバーに再会し、一緒に作品を作り上げ、公演後に解散してく。
でもその一緒に作り上げた一瞬は、大切にしたいとの思いを込めました。
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