ミュージカルが持つエンターテイメント要素から学ぶこと | NPO法人コモンビート
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ミュージカルが持つエンターテイメント要素から学ぶこと

私たちがなぜ「ミュージカル」を共育の手段にしているのでしょうか?

これには様々な理由があります。

ミュージカルから学ぶことはたくさんありますが、その中でもエンターテイメントという視点から得ることについてまとめてみたいと思います。

ミュージカルには、音楽、踊り、演技という3つの要素があります。

音楽に合わせて踊り、演じ表現していくということを同時にこなしていく必要があります。

そしてコモンビートではこれを100人が同時に実施するとうことで、小規模の演劇ではなく1500人ほどの劇場で、「ブロードウェイ型のミュージカル」という舞台を実現していきます。

音楽、踊り、演技というと、それだけで大変難しくスキルを必要とすることのように聞こえます。

しかし、ミュージカルという一定のハードルは越えなければならないものの、これまで1000名以上の社会人が舞台に立ち毎回公演を満席にしています。

この音楽、踊り、演技という要素は、私たちの生活に密接で、日頃から音楽を聞き歌を歌い、体を動かし、そして演技をしているのです。

このことに最注目し、私たちはこの1つ1つに意識を持って身につけていくことで、魅力ある人材になると考えています。

★音楽(歌)

歌の発声を基礎から身につけることで、声の「通り」「張り」「滑舌(かつぜつ)」が良くなります。
音程やリズム感を身につけることにより、コミュニケーションに抑揚が生まれることでしょう。

→歌をしっかり歌うことで、気持ちの切り替えや前向きにすることができる上、声をはっきりと出すことで相手からとても良い印象を受けることができるでしょう。

★踊り

音楽に合わせて体を動かすことには、体が持つリズム感を芽生えさせ、テンポが良くフットワークの軽い体を作ることができるでしょう。普段から動かしていくことで、基礎体力が上がり、丈夫で柔軟な体を作ることができます。

→体力は気力に影響します。柔軟な体は怪我をしにくくします。

★演技

表情やノンバーバルなどの表現方法を通じ、表現の伝わり方などを学びます。普段の行動が相手にどう映っているのか、自分の意思を相手に伝えるためにはどんな表現が必要かということを学びます。

→私たちは日常生活の様々なシーンで演技や演出をしています。そのシーン毎にそれぞれの役割を演じなければならないことも多いのが現実です。自らの表現を通じ周囲とのコミュニケーションが豊かになり、意思疎通が円滑になることでしょう。

もちろん上記以外にもたくさんの学び要素があります。

副次的に得られる様々な影響もたくさんあると思います。

実際に体を動かし声を出していくことで、体が覚えていきます。
頭で理解しているだけでは、やはり習慣にはなりにくく、行動には表れにくいでしょう。

私たちはこうした要素を、ミュージカルを作るという過程で「楽しく」「自然に」身についていくようなプログラムを日々考えています。