【31期九州】キャストインタビュー vol.4☆ | NPO法人コモンビート
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【31期九州】キャストインタビュー vol.4☆

皆さん、こんにちは!

31期キャストインタビューVol.4を、赤大陸の村井泰(ジローラモ)がお届けします。

ミュージカルの中で「強烈な個性を披露する」赤大陸の蓮尾隆英さん(はっち)、「味のある声で素敵な歌を披露する」黄大陸の葉山遼さん(ちりちりインド人、略してチリ人)、「張りのある声にビートをきかせて Keep the beatという曲を歌い上げる」青大陸の服部みずきさん(みっちゃん)の3人と、31期九州ミュージカルプログラムプロデューサー星亮輔さん(りょーちん)という、個性豊かで濃密な4人のインタビューをお届けします!

−「A COMMON BEAT」に参加したきっかけを教えてください。

星亮輔さん(りょーちん):

僕が参加したきっかけは明確!「75回ピースボート」に参加したこと。
ピースボートで仲良くなった人から「A COMMON BEAT」の話を始めて聞いた。そのときは「へ~」っていう感じだったんだけど、僕が福岡へ引っ越すことが決まった同じタイミングで「A COMMON BEAT」が九州での初公演が決まった。

「こういうの好きだと思うから体験会行ってみなよ」と誘われて体験会に行ってみたものの「なんて自分に合わないんだこの体験会!このノリに絶対ついていけない・・・」と心が折れそうになった。

でも最後の安藤悠一さん(あんどぅ)(※31期演出監修)の話の中で、「大人になってから、こんなにみんなでひとつのものを本気で作り上げる機会なんて他にないよ!」という言葉で「自分が求めていたものはこれだ!!!」と思った。

部活が終わってからどこか本気でない自分がいるという気持ちがあったから、じゃあやってみよう、と。

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蓮尾隆英さん(はっち):

俺はもともとダンスをしているのだけど、3年前にダンスイベントの参加者を探しに、日曜の昼頃天神中央公園あたりをうろちょろしてたの。

そしたら奥の噴水のところで5・6人で歌っていたの。「なんだろう??」と思って。話しかけようと思って近づいたんだけど、歌って踊ってるし、テンションが高すぎて、怖かったから30分くらいかけて距離を縮めて・・・(一同大爆笑)
無理だなと思ってサングラスをかけて近づいて目の前に座って、喋りかけざるを得ない状況を作って様子をうかがい、休憩時間で「ここしかない!」と思って話しかけた。

その時そこにいたのが木下りささん(りさちん)(※23期スタッフ兼キャスト・31期キャスト)や室園悟志さん(ぞの)(※23期27期プロデューサー)とかだったんだ!

23期の「A COMMON BEAT」も、これからキャストを100人集めようという段階だったので、俺がやっとの思いで「(ダンス)イベントに出てください」と話しかけたのが逆に取り込まれちゃってね(笑)

嶋田淳一さん(おじゃんこ)(※27期31期大道具担当)がダンスメンバーと共通の知り合いだったこともあって「じゃあ俺ミュージカルに出ます。スタッフもやります。」って、そこからが始まり。

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服部みずきさん(みっちゃん):

私は27期から参加したんだけど、バイトで一番仲良くて、今も一番仲がいい友達が23期に出ていたの。
私は、その当時カラーガードのチームに入っていて、23期の本番とカラーガードの本番が近くて、友達は私を23期に誘えなかったみたい。

結局23期の本公演を観に行ったんだけど、あんなに舞台の上でキラキラしている友達をみたら、「これは出ずにいられない!」と思って。「コレ!やってみたい!!」と思った。

舞台でキラキラ輝いていた友達を見たからこそ、自分が27期やって、それを観に来てくれた人がひとりでも次の公演に出てくれたらいいな、って思ってた。

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葉山遼さん:

僕は、東京にいる時に知り合いから『魂が飛んでくるミュージカル』という「A COMMON BEAT」の話を聞いていて存在は知っていたけど,当時は全く出ようとは思わなかった。

福岡に戻ってきて、仕事の飲み会で「歌やってます」って言ったら、その場に偶然31期キャプテンの太田郷子さん(ごーちゃん)の知り合いの人がいて、早速次の日に太田郷子さん(ごーちゃん)に会うことになったんだ。

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 全員:

次の日に会ったんだ!

葉山遼さん:

そう!運命みたいなものを感じて,『あっ、これは出ろ!っていう流れだな』と思った。

それで、土曜日仕事があるんだけど、社長に『土曜日全部休ませてください』と言いに行った、というわけです。

−「A COMMON BEAT」に参加して感じたことは?

服部みずきさん(みっちゃん):

私は「全国大会一位目指すぞ!」って言ってるダンスチームに所属していたから、最初はダンスの技術面ばかり気になって戸惑いがあった。

カラオケで歌うことは得意だったんだけど、気持ちを込めて歌う、というのは初めてで壁に当たったの。
表現は技術だけじゃないんだなって。

27期の「A COMMON BEAT」が終わってダンスチームに戻ったら、「踊りが変わったね。」って言われた。特に動きの大きさや表情が。

葉山遼さん(チリ人):

人として成長できる場だと感じました。
自分の中でいろんな変化を感じて、表現力・人間関係・仕事・・・自分自身で変わったな、と感じます。

もともとストリートライブをしていたので人前で歌う恥ずかしさや抵抗はなかったんですが、「A COMMON BEAT」では「これでもか!」というくらい自分を出すことが求められて。

仕事で人前で話すときも「上手く話す・何を話す」かよりも、その場の雰囲気やエネルギーを気にして話すようになった。自分がメキメキ成長しているのを感じます。

星亮輔さん(りょーちん):

僕が「A COMMON BEAT」に参加して感じたことは、人並みに歌が歌えるようになったこと!

小さいころから自分の声にコンプレックスを持っていて、歌うと親から「お経みたい」って言われてた。音楽の授業でも黙っているくらいだった。

「A COMMON BEAT」27期で役柄上歌わざるを得なくなって、偏差値48~50くらいまでは歌えるようになった、と自分でも思う(笑)
いい機会に恵まれたのかな。

あと自分で判断して決めてやることが増えた。次から次へと自然に湧いてくる。

始まる前は、レールに乗せてくれるプログラムだと思っていたけど、レールに乗るのではなく、自分で選ぶ、わからないことがあったら自分でわかる人をつかまえて聞かなければならない。

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蓮尾隆英さん(はっち):

元々団体行動が苦手で、しゃべるのも苦手で・・・「俺はダンスで自分を表現すればいい!」と思って生きてきた。

プログラムが始まってからも練習は楽しかったけれど休憩時間が辛かった。誰とも話せなくて。みんなの前で出ることもなかった。

「A COMMON BEAT」のテーマとして「多様性を認める」「違いを認める」というのがあるけど、俺は他人を認めて自分を下げて生きてきた。自分が人と違うことを認めることができなかった。
もう苦しいのはいやだと思い27期の「A COMMON BEAT」には参加しなかった。

行きつけのクラブで働く竹内大貴さん(ダビデ)(※31期演出)が、27期でキャストキャプテンとして活躍するのを聞き、参加しなかったことを後悔した。
やるからには自分を全部さらけ出してやらないといけない。31期は毎日一回は発言すると決意して参加した。最初発言したらバーンと話せるようになった。

やっと自分が他人と並べてるかな、っていう感じ。今はめっちゃ楽しい。今は自分が前に出た代わりに周りが見えなくなった(笑)

服部みずきさん(みっちゃん):

安藤悠一さん(あんどぅ)もびっくりしてた。「はっちって、こんな人だっけ?」って(笑)
周りにも恵まれてるよね。今の赤大陸のメンバーを見ていると。

私はもともとすごく完璧主義なところがあって、人に弱みを見せられなかったの。
27期でデュエットした河村勇希さん(ゆーき)に話してすごく楽になった。
自分を出さざるを得ない場所、それが「A COMMON BEAT」。

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星亮輔さん(りょーちん):

本気で何かに打ち込んで熱くなれたのは中学の部活以来だね。

「A COMMON BEAT」に参加するまでは怒ることが出来なかったけど、27期では配役上、黄大陸の権力者として怒らざるを得ない。98%怒りの感情に集中するうちに怒っている自分から抜けられなくなった。

そんな自分は初めてで。感動した。

− 劇中の見どころを教えてください。

星亮輔さん(りょーちん):

31期のメンバーみんなが一体になった時のエネルギーを見てほしい。
その期によって得意なこと・苦手なことはたくさんあるけど、31期は最初からすごいエネルギーを持っている。

自分が一番大切だと思っている舞台と客席の間のエネルギー。

服部みずきさん(みっちゃん):

表情かな。歌のワークショップの時、みんなの表情を見ていて鳥肌が立つくらい良かった。
一人ひとりがキャラ設定を持っていて、同じシーンでも一人ひとり違う表情をしていて面白い。

舞台上のどこに注目しても面白い。

星亮輔さん(りょーちん):

3回見ても面白い。1回じゃ全員を見きれない。
昼公演を見た後、「夜公演の当日券ありませんか?」って買いに来る人がいるよ。違う人も見たいから、って。

服部みずきさん(みっちゃん):

見どころ!私の笑顔!
みんなもそうだけど、私も一番目立つ自信があるくらい頑張っているよ!

葉山遼さん(チリ人):

見どころは何と言っても100人がまとまった時に起こるエネルギーですね。

星亮輔さん(りょーちん):

前に立つ人は特にだけれど、キャストのみんなは99人の仲間のエネルギーを感じながら舞台に立ってほしいよね。

1100人の観客の皆さんのエネルギーも!

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100人のエネルギーが奏でるハーモニーに、ご期待下さい!

以上、インタビューアー及び記事は[村井泰(ジローラモ):赤大陸キャスト]、写真は[新田亜矢(あややん):スタッフ]が担当しました。

◆◇◆◇31期公演情報◇◆◇◆

 

日程:2015年6月6日(土)、7日(日)

会場:キャナルシティ劇場

 

HP:http://musical-acb.com/31th/