想像を超える | NPO法人コモンビート
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想像を超える

小笠原
先日、40歳を迎えました。
日本人の平均寿命が80歳ちょっとですから、半分くらいを生きたことになります。
定年が60歳ちょっとですから、半分くらい社会人を経験したことになります。
10年前の30歳を迎えたときは、ちょうどポルトガルあたりにいました。
 


20代で起業していろいろな経験をしてから、
30代をどう生きるのかを見つけるために船に飛び乗り、
その仲間たちと10年間を過ごし40歳を迎えました。
 
30歳のときに描いたような10年ではなく、
想像をはるかに超えた、ファンキーでラブリーでエキサイティングな時間でした。
意識も、思考も、ビジョンも、ミッションも、パラダイムシフトが起こったように思います。
 
そんな40歳を迎えた現代は、大転換期が訪れているように思います。
東日本大震災をきっかけに、日本という国の「素の姿」が浮き彫りになりました。
それでもなお、過去の延長に未来を描く人たちによって、足踏みをしているように思います。
産業、福祉、教育、経済、環境・・・
日本はいったいどうなるのだろうか。
私自身も子を持つ親として、未来への義務や責任が強くなりました。
10年前はそういった視点で考えることもありませんでしたが。。。
 
先日、小笠原の父島に行ってきました。
竹芝桟橋まで向かう時間がラッシュだったので、超満員電車にすし詰めになりながら浜松町にたどり着き、東京から南に1000キロ25時間の船旅を経て、自然と生命の豊かな島での生活。
そして、透き通るように青い空と海を出発し、ビルの壁と褐色の海になった竹芝桟橋にもどりました。
 
・ 人は、どこに向かって歩んでいるのだろう。
・ 人生に必要なものは何なのだろうか。
・ 僕らはどんな社会で生きているのだろうか。
 
10年がたち、ふたたび船旅で始まった40代。
この10年、社会はきっと混沌とすることでしょう。
どんなことが起きてもおかしくない時代です。
 
そんな時代ですが、
楽しくたくましく生き抜いていくために、
何か新しい一歩を踏み出す必要があるのかもしれません。
想像を超えた、新しい未来を創るために。