会地地区の交じり合いの様子 | NPO法人コモンビート
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会地地区の交じり合いの様子

mini_gishi.jpg会地地区は中央公民館がある地区で昔から阿智村の中心の地区です。
また、他の地区は1地区に1自治会なのですが、会地地区には3つの自治会が存在します
今回ツアーではそのうちの1つ中関地区を中心にツアーが始まりました。
まず始めに中関に100年近く前から伝わる義士踊りという踊りを小学生と一緒に習いました。


忠臣蔵の討ち入りを材題にした踊りで、動き自体は難しくないのですが甚句形式の歌に合わせて踊るため、1つ1つの動きがスローかつ10分近くあるため1回踊っただけでみんな汗が吹き出ています。合間に一緒に習っていた小学生と遊びながら3時間近く練習をしました。
その後昼神温泉に入り、地元の方と交流会を行いました。そこでは鯉料理やなまずの刺身など、海が無い長野県だからこそ発達した、淡水魚の料理を堪能し阿智の歴史や文化など地元の方々の話を聞きながら交流を深めました。
その後はそれぞれ民泊を行うご家庭へ移動し、民泊先で近所も交えて夜遅くまで話に花を咲きました。
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翌日の朝は阿智村全体で防災訓練を行う日であったため、6時半に全村にサイレンが鳴り響き、眠い目をこすりながら避難場所へ移動しました。
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避難場所では地区のお母様方が炊き出しの準備をしており、外では地区の消防団の方からホースの使い方、消火器の使い方を習いました。
東京では防災訓練などが行われても、参加率が低かったり形式的なものが多いので、実際の使い方はとても参考になりました。
炊き出しの朝ごはんを食べた後は、会地地区で御神木とされている大杉を見に行ったり、お世話になった副自治会長さんが経営している養殖場を見学したりしました。
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その後は武田信玄を火葬したという駒場地区にある長岳寺というお寺に移動して、住職さんから寺や地区の歴史やについてお話をして頂きました。
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このお寺には薬師様があるのですが本来は、ここのお寺の場所にあったわけではありません。
中関区にあるお寺にあったのですが織田信長に滅ぼされてしまいました。
しかし薬師様だけでも、何とか長岳寺に移動したという歴史があります。
滅ぼされた寺は500年以上経っても現在でも再建されていません。
しかし300年ほど前から5日間だけ元の場所に戻してお祭りが始まりました。
当初は薬師様を神輿に乗せて何十キロと担いで移動したそうです。(現在は車で移動しているそうです)そしてお昼を食べて中央公民館に移動しました。
小学生からお年寄りまで幅広い方々とがっつり関わる事が出来、いい作品が出来そうな感触を掴めた2日間でした。