見られる意識、見る意識 | NPO法人コモンビート
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見られる意識、見る意識

そろそろ外から、春の匂いがしてきましたね。

春といえば桜!

桜といえばさくらよさこい!!

ということで、糸井茂裕(しげお)が3月3日の練習の様子をレポートします。

 

この日、キャストのみんなは集合時からなにやら緊張が隠せない様子…

なぜか。

ズバリ、それは頑張って振りを覚えた演舞の発表会だからです。

前日には何人かで京都の会場見学ツアー(※こちらも改めてレポートします)を経て、中には意気込みたっぷりの人もいたようですけどね。

 

今回の発表会は、実際にみんなが本番で踊る立ち位置を決める参考になる、大事な企画です。

ここでの出来だけで全てが決まるわけではありませんが、やっぱり緊張はしますよね。

なのでまずは毎回恒例、さくさくメンバーで楽しくゲームをして肩の力を抜きましょう。

 

 

この日のアクティビティは「なるほどザ京都」です。

前日の京都ツアーにちなんで、京都に関する雑学クイズに挑戦して、終わる頃にはみんな立派な京都通!という時間です。

「京都に隣接する都道府県の数は?」、「千手観音の背中に生えている手の数は?」など、知っているだけですぐに友達を京都案内に連れ出せるようになれそうな情報の数々が質問されました。

みなさん、次に京都に行く時まで、ちゃんと覚えときましょうね。

僕はもう4割ほど忘れてしまいましたが。

 

 

さて、クイズで京都を身近に感じて頭が本番仕様に切り替わったところで、いよいよ発表会です!

今回の発表会は、全体を5つのチームに分け、与えられた時間で各チーム必要だと思う練習を重点的に行い、順番にみんなの前でその成果を発表していくという形式をとりました。

この日限りで結成されたチームではあったもののそれぞれ個性があり、練習時間ではそれぞれが全く違った雰囲気で本番への調整に取り組む姿がみられました。

 

掛け声を決めてみんなで息を合わせようとするチーム。

フリーの時間をいかに遊ぶか、頭をひねるチーム。

最後の決めポーズにこだわりを見せるチーム。

 

この日1日の練習を通しての目標は「見られる意識、見る意識」でした。

キャストひとりひとりがチームとしての目標と、個人個人での目標をしっかりと定めて発表会に臨みます。

会場がいつもの練習場所というだけで、りっぱな舞台としての意識をもって全員が取り組まなければならないので、

パフォーマーとして責任を持って演舞に取り組む姿勢と、みんなの本気の姿をしっかりと見届ける姿勢が大切なんですね。

 

なので、この日はダンス部も踊っているみんなの姿をニコニコ眺めつつ、目は本気です。

ギラついています。

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キャストのみんなも、上手な人から何か盗もう、おもしろそうなことをしている人がいたら便乗しよう、とニコニコしつつやっぱり目は本気です。

ギラついています。

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というのは半分ほど冗談ですが、この日の発表会において、今目の前で踊っている人たちから何かを感じ取ろうと取り組むキャストのみんなの姿勢は、本物だったと思います。

それに負けないくらい、踊っているチームもそれぞれが一生懸命で、楽しそうでした。

 

もう振りが自分のものになってきている人、曖昧な部分の残る人、思い切り踊ることにまだ戸惑いがある人、進行具合は人それぞれです。

でも大切なのは、ひとりひとりが今自分にできる精一杯の表現をすること。

そのために演舞中もみんなで声を出し合って雰囲気作りができ、楽しそうな表情があちこちで見られたことがとっても嬉しかったです。

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本番ではきっとこの笑顔が、衣装を着てもっと輝くことでしょう。

 

 

 

あ、そうそう、衣装。

こんな感じですね。

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発表会後には、いよいよ衣装作りもスタートしました。

衣装部さんが一生懸命説明してくれているように、今回はパンツをみんなで頑張って作ります。

個人的な話、ミシンなんて触るの中学生以来なもんですから、まったくもって先が見えていません。

 

これからどうなってしまうのでしょうか…?

どんどん完成に向かっていくであろう衣装にも、ご注目ください!

 

お裁縫苦手なみんな、一緒に頑張っていきましょうね。

 

 

レポート: さくらよさこいスタッフ 糸井茂裕(しげお)