初めての舞台装置付き全通し | NPO法人コモンビート
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初めての舞台装置付き全通し

22nd_20120902_title.JPGこんにちは。
今日の練習の様子は、赤大陸の山本愛(凛(りん))がお伝えします(^^)。


私たちの舞台は、100人のキャストだけでなく、照明や音響、
舞台装置を動かすスタッフの方など、いろんな方々の演出で作り上げられます。
今日は、舞台装置を動かすスタッフ、ブラックスピリッツ(以下ブラピ)のみなさんが
初めて入った全通し稽古を行いました。
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全通しが始まる前に、ブラピたちが各シーンでどのように舞台装置を動かし、
背景を演出しているのかを見せていただきました。
また、舞台監督の中里友一(なかさん)さんより、わたしたちキャストはその装置の動きを把握し、「自分の動きをコントロールすること」がとても大切である、
ということを厳しく教えていただきました。
個人的な感想ですが、赤テーマというダンスシーンの舞台背景が移り変わる演出を
見せていただいた時、そのダイナミックな演出効果に感動しました。
背景が動くことでシーンの迫力が圧倒的に増すのが分かり、
こういった演出の支えが自分たちの舞台をより輝かせてくれる、ということを実感しました。
だからこそ、その演出に負けない表現をしたい。
そして、午前10時。
名古屋・東京・関西、そして鹿児島などから集まった25名のサポーター、
コモンビート理事長の中島康滋(こうじ)さんらにも見守られ、
22期の初舞台装置付き全通しが始まりました。
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2週間前の公式練習時にも全通し稽古を行いましたが、そのときと異なるのは、
舞台装置があるのはもちろんのこと、すでにチケットを購入して下さっているお客さんが、
現時点で1000名以上いる、ということです。
「伝えたい相手」を思うと、表現するパワーが満ちあふれてきます。
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途中、大陸ダンスの時に身につけていた衣装小物が落ち、舞台に取り残される、
というアクシデントもありました。
総合演出の韓朱仙(チュソン)さんからは、いかにこういったアクシデントに
チームとして対応できるか、みんなが1人のために、
1人がみんなのために動くチームワークをつくっていけるかが、
ここからの22期の課題である、というアドバイスを受けました。
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ほかにも、「よいエネルギーは出ていた。でも、もっと丁寧に、
正しい練習をすることが必要」「ゆっくり、反復練習を繰り返すことが大事」
というコメントがありました。
盛り上げ最強サポーターの安藤悠一(あんどぅ)さんからは、
「みんな、全通しに向けて、心と体の準備は万全だっただろうか?」
「自分の出演していない場面も、気持ちは舞台にあっただろうか?」
と投げかけられました。
これらの言葉に、忠実に向き合ってこそ、向上していける!
この日の最後に、「静かな時間」が設けられました。
各自、好きな場所で、15分程度、話をせず、ひとりで自分と向き合う「静かな時間」。
心の声を紙に書きとめながら、みんな粛々とこの時間を過ごしていました。
15分たった後、数名が「静かな時間」で考えたことをシェアしてくれました。
「本当は、22期の中に打ち解けられているか、不安に思っていました。
だから、今ここで、 みんなの前に敢えて立ちました。これからも、どうぞよろしく」
と、語ってくれた人。
「あるサポーターさんに、貴方にだめだしをするために、
ブイブイキャスト(最も輝いていたと思うキャスト)に選んだ、といわれました。
そうやってアドバイスをくれる、ということに、感謝したい」
と語った人。
「舞台に立つのが、本当は恐い。でも、みんなを信じて、頑張りたい。」
と打ち明けてくれた人。
それぞれが、自分自身に、22期ミュージカルに、真剣に向き合っている姿が見えました。
自分の心をシェアしてくれた皆、ありがとう。
泣いても笑っても、殻を破っても破らなくても、25日後にわたしたちは本番を迎えます。
25日後の私たちの輝きは、今日1日1日を、どう過ごすかにかかっています。
大事に一歩ずつ、進みたい。
1人1人が輝く力を、わたしたちを応援してくれる、これからコモンビートに出会いに来てくれる、
全ての人に、届けたい。