【事務局員ブログ】国と人を繋ぐ力 | NPO法人コモンビート
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【事務局員ブログ】国と人を繋ぐ力

こんばんは。
事務局員の新井三保子(さんぽこ)です。

2日前にアジアンビートプログラムの一環である「タイ交流&パフォーマンスツアー2014」が終わり帰国。
夏から冬の変化に着いていけず、風邪気味です。(笑)

このタイツアーでは、コアスタッフとして交流パフォーマンスの演出という立場でツアー作りに従事しました。

ただダンスや歌の準備をするのではなく、タイという国の文化への敬意を表し、また日本文化を伝える時間としてのパフォーマンスにするべく、
0から曲の準備や編集作業、ダンスの振り付け等のオーガナイズをしました。

今回コモンビートのミュージカルの一つである「願いをのせて」を、日本語、英語、タイ語の三か国語で歌うことにチャレンジしました。
いつも歌っている日本語、ある程度慣れている英語はどうにでもなるものの、ほぼ全員が初めてだったタイ語への挑戦…

さかのぼること、今年の7月末。
この挑戦のきっかけはここにありました。

タイのチュラロンコン大学から10人弱の大学生が来日し、東北の野馬追祭りという伝統的なイベントや東京散策、ホームステイをして日タイの交流を図りました。

その頃は東京28期公演の直前。

本番前に28期キャストに対面出来ることが決まり、キャストを励ます為に何か歌おうという流れになりました。

私たちが選んだのは「願いをのせて」。タイの学生たちは、28期キャストにちゃんと届くようにと日本語で覚えることを決めました。

まず発音から教えて、リズムとメロディーを付けて何度も何度も練習を頑張ったタイの学生達。

彼らは覚えるのがとても早く、あっという間に完成しました。

そしていよいよ対面の時間。100人のキャストを前に少し緊張している様子でしたが、
練習した成果をちゃんと届けることが出来ました!

その彼らの努力の過程と、28期キャストが喜び、感動してくれた姿がずっと心に残っていました。

この感謝の気持ちを、今度は日本人が恩返しというかたちで歌って届けたい。
タイでのパフォーマンス作りを進める中で、この想いがブレることはありませんでした。

日本で留学をしているタイの学生に協力してもらい、「願いをのせて」のタイ訳を作ってもらいました。

それを日本人キャストで何度も何度も練習して、苦戦しながらもタイの観客の前で堂々と歌えるくらいに仕上げることが出来ました。

そんなツアー中のショーで、とても嬉しかったことが。

7月末に来てくれたタイの学生達の多くがバンコクでショーに足を運んでくれ、
私たちが三か国語で「願いをのせて」を歌っているときに、客席で一緒に歌ってくれている姿を見ることが出来ました。
彼らは日本語で、私たちはタイ語で。

また、ショーの最後には交流ダンスとして、キャストと観客の垣根なく全員がごちゃまぜになって一緒にダンス!

そして最後は満面の笑みでみんなで拍手大喝采。会場が明るくて強いエネルギーで満たされているのを感じました。

歌やダンスエンターテイメントが国を越えて私たちを繋いでいる瞬間を見て、非常に感動したのと同時に、
国際交流と結びつけたエンターテイメントの可能性はまだまだ広げられる、広げたいと強く思うきっかけに。

アジアンビートを続ける理由、情熱を注ぐ意義を再確認出来た、本当に充実したツアーとなりました。

魅力満載のタイツアー、気になるという方は来週金曜日に開催される報告会、是非ともご来場ください!

<タイツアー2014報告会概要>

■日程
11月21日(金)20時~

■会場
コモンビート東京事務所(三軒茶屋駅)

事務所へのアクセス

■参加費
無料

■参加方法

件名:アジアンビート報告会
本文:名前・あだ名・一般または会員
以上をご記入の上、前日の18時までに
asianbeat@commonbeat.org へ、ご連絡ください

<問い合わせ>
アジアンビートプロジェクト
タイツアー2014 担当:新井三保子(さんぽこ)、浜松幸(コウ)
asianbeat@commonbeat.org

最後までお読みいただきありがとうございました。
コップンカ―!

新井三保子(さんぽこ)