【浪合】もざいくツアー | NPO法人コモンビート
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【浪合】もざいくツアー

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こんにちは。
寺本徳子(いんでぃ)が、先日行われました、
第2回もざいくツアーの、浪合地区での活動をご報告いたします。


それぞれの地区に分かれてのツアーで、我ら浪合地区のメンバーが地元の方々にまず連れて行って頂いたのは蛇峠山(じゃとうげやま)。
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頂上からは北アルプス、中央アルプス、南アルプス、伊那谷そして愛知県の山並みの展望が良く、そのため戦国時代に武田信玄が狼煙台として使用していたという場所。
この日は天候にも恵まれ、360度大パノラマの景観、とにかく空が近くて、山に雲の影が映ると、山一面がまるでスクリーンかのように感じられ、とても雄大な気持ちになりました。
次に向かったのは、治部坂高原。
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今の時期の治部坂高原には、100万本のコスモスがゲレンデ一面に咲いています。
良い香りを嗅ごうとコスモスに近づき過ぎ、鼻の頭に黄色い花粉がべったり付くというハプニングもあったぐらいです。
リフトから眺める色とりどりのコスモスは本当に綺麗で、秋を十分に感じられる場所でした。
次に向かったのは武田信玄が設けた浪合関所跡。
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関所の周辺は400年前から時間が止まっていたかのような厳粛な雰囲気があり、昔に想いを馳せる時間を持つことが出来ました。
それから、今晩の宿泊先である熊谷民宿に向かい、前回のツアーに引き続き、皆がとっても楽しみにしていた夕食の時間!
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料理は全て、民宿を切り盛りされる熊谷忠子(おばあ)さんの手作り。
浪合ブランドである甘くてジューシーなとうもろこし、シャキシャキとした歯ごたえが美味しい旬のミョウガの料理。
熊谷忠子(おばあ)さんの笑顔とお話も合わさって、料理が益々美味しく感じられます。
旬のお野菜の美味しさに改めて感動しながら、普段ついつい忘れがちな「味わう事」を楽しみながら、皆もくもくと頂きました。
夕方からは、熊谷忠子(おばあ)さんのお話を聞かせて頂きました。
そこで、お盆にある夏祭りで披露される浪合音頭のお話、
更に話が盛り上がり、浪合の歴史が記述された「浪合村誌」という書籍を貸して頂いたり、
もざいくプロジェクトについて改めてお伝えをさせて頂き、「本番を楽しみにしている」とのお言葉を頂けた時の嬉しかったこと。
更に、浪合の歴史に詳しい御近所の方々をご紹介して頂けたこと。
どれもこれもが嬉しく、気持ちが繋がること、それが言葉で伝わることの喜びや楽しさを改めて実感することが出来ました。
翌日、朝出がけに、名前が覚えられないと言っていた熊谷忠子(おばあ)さんに、お世話になった感謝の気持ちを込めて前日の夜に皆で仕上げた色紙をプレゼント。
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熊谷忠子(おばあ)さんからは、本当に沢山の事を教えて頂きました。
旬の野菜の美味しさ、「味わう事」の楽しさ、浪合地区の歴史、その歴史を知る事の面白さ、あったかい笑顔…
「また来てね!」と言ってくれた言葉が本当に嬉しかったです。
「おばあ!絶対にまた来るね!」私はおばあが本当に大好き!
後ろ髪惹かれる想いで熊谷民宿を後にし、忍沢へ。
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地元で病気を治してくれると言われのあるお薬師様と、その岩に彫られる磨崖仏を見に行きました。
雨上がりの空気の中、豊かな自然に囲まれていると、大きなエネルギーを感じられるようで、病気が治ると信じて山奥まで足を運んだ昔の方々の気持ちが少し分かるような気がしました。
次に訪れたのは、伝説の瀬戸の淵。
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普段の生活では感じられない、ひんやりと澄んだ空気、土のふかふかした感触、緑のキラキラと輝く姿、緑の匂い、五感をフルに使ってその景色の美しさにただただ感動しました。
ここの大自然に囲まれていると、身体の力が抜け、リラックス出来る感覚がありました。
そうして始めて、普段無意識のうちに、身体に力が入っていたんだなぁと気づかされる機会となりました。
私には感動を覚える景色も、浪合地区の方には「それは特別ではなく、ありふれた日常の景色なのだ」という話をお聞きし、自然が豊かな浪合地区を羨ましく感じると同時に、その「違い」を嘆くより、違いを楽しみ、そこで感じた事を私の住む三重県に持ち帰り、少しでも活かしていけたらと思いました。
次は、村の教育や文化活動の中心施設とした存在の浪合学校。
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保育園、小学校、中学校が一緒になっている点や、教室を仕切る壁が少ないオープンかつデザイン性に富んだ造りに驚かされました。
地域の方も集まりの際に使うとのことで、地域一体となった浪合ならではの教育を窺い知ることが出来ました。
来月こちらの体育館で開催される浪合地区の敬老会に、出し物をする形で参加させて頂けるかもしれないとのお話を頂いています。
地区の方と関わることが出来るかもしれないと、今からとてもわくわくしています!
浪合学校の傍にあるのが、後醍醐天皇の孫(尹良親王)の御首が奉られる浪合神社。
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本殿と拝殿は大きくはないですが、老杉に囲まれ静かな佇まい。
親王墓として、宮内庁の管理地となっています。
静けさの中、木々に囲まれ、墓の前に立つと自然と厳かな気持ちになり、歴史が偲ばれる思いでした。
こうして見て行くと、浪合地区には数々の歴史的な場所が点在していることに気付きました。
最後に、今回のツアーで特に強く感じたのは、「人との繋がり」について。民宿のおばあと話していても、「~についてなら、○○さんに聞くと良いよ」とご近所の方を紹介して下さったり、地元をガイドして下さる方にしても、「ここを回って見るなら、この人がいると良いと思って」と、これまたご近所の方を連れて来て下さったり。
私からしたら、地域のコミュニティがしっかりしているなあと感心させられる事でも、浪合の方にとっては普通の事。
人が人を繋ぐ、まるで鎖のように。私達も今後少しでもその中に混じって行けたら良いなあと思っています。
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次回のツアーが今からとても楽しみです。