【限界のその先へ】
小学校の頃から大学生になっても
ずっと陸上競技に打ち込んで
変わらない学生時代を過ごしていた
そんな自分の人生はとあるきっかけで
大きく変わることになった
それは大学のゼミでの海外実地調査や
PEACE BOATでの世界一周経験を通して
世界や日本のあらゆる『今』を生きる
多様な価値観の人たちに出会ったこと
もっともっといろんなことに挑戦して
自分の可能性を広げてみたい。
そんな思いで参加することにした
ミュージカル『A COMMON BEAT』は
そんな自分にとっての最初の一歩だった
歌もダンスも演劇も経験がない中で
自分がどこまでやれるか試してみたい
100日間で出会うキャストのみんなと
どんなものが創れるのか挑戦してみたい
そんなチャレンジ精神いっぱいで
体験会に参加したときにはもう
ミュージカルなんて見たこともないのに
出る気満々でスタッフの名前を覚えた
そして迎えた顔合わせとオーディション
体験会のときに一番に仲良くなった
よさこいやダンス経験のある同世代は
みんなセンスのある子たちばかりで
次々にソロの配役に選ばれていって
負けず嫌いな自分に火がついた
オーディションに向けて一生懸命
練習してきた結果が納得のいく形で
報われなくてもそれは当たり前
自分には実力も経験も何もないから
でもこのままじゃ終われない
それからの100日間は誰よりも
自分の可能性に向き合いながら
練習してきたことで結果に繋がった
後半シーンの配役で「名もなき我が祖先よ」のソロの朗読や
戦争のセンターと「Keep the beat」のメインダンサーに
選ばれるまでに成長できたことは
練習熱心な大陸の仲間たちに恵まれ
厳しい指摘も優しい心づかいもくれる
キャストのみんながいたからこそ
満員の舞台でスポットライトを浴び
みんなの歌声に支えられながら叫んだ
『そして、書き加えよう
新たな歴史の1ページを!』
この朗読を終えたときの気持ちは
今でも忘れられない最高の気分だった
29期のみんなとの出会いに本当に感謝しています。
101日目からのそれぞれの新しいスタートに
負けないように自分もがんばります!