心地よさとインターン インターンシッププログラム2021B 卒業報告 | NPO法人コモンビート
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心地よさとインターン インターンシッププログラム2021B 卒業報告

名古屋外国語大学3年生の橋本佳恋(かっきー)です。

私がインターンに参加した理由は、多様性を認め合える社会をつくることに携わりたいと考えていたからです。なぜなら、私は過去の経験から「みんな同じ」であることが良いと思っていて、苦しい思いをすることがあったからです。そんな私がするべきだったことは、多様なバックグランドを持つ人々と関わることでした。そのため、多様な国籍や職業、生き方、働き方をする方々と関わることができるコモンビートのインターンに参加しました。

このインターンシップで特に印象に残ったのは、Jump in 週末留学のスチューデントのみなさんとの関わりです。
私は、スチューデントのみなさんが自分らしさを隠すことなく表現できるような場にしたいと考えていました。
プログラム初日にルームメイトと話す時間があり、お互い初対面同士も多く、私はみなさんの緊張が解けるような会話を意識していました。そしてその日の感想として1人のルームメイトが、「最初のガイダンスは正直不安と緊張でいっぱいでしたが、楽しい人達ばかりで、その雰囲気に一気に飲み込まれて、不安は消え思いっきり楽しむようになりました。」と書いてくれたことがとても嬉しかったです。

もう一つ嬉しかったことがあります。Jump in 週末留学の提携大学から参加するスチューデントには、プログラム開始前にフォローアップ研修があります。私はそこで話をしたとき、当日欠席していた方の名前も出していました。その後、欠席をした子が録画を見てくれたらしく、わざわざ個別でありがとうと伝えてくれたことが印象に残っています。

Jump in 週末留学のスチューデント(参加者)やコーディネーター(スタッフ)との交流を通じて、
様々な人の多様な価値観に出会えました。

インターンを通して私が変わったことは、怖気づかずに大人と関わる勇気が持てるようになったことです。私は小さい頃から、学校の先生や親戚の大人と話すことがとても苦手でした。インターン中は、コモンビート事務局の方、メンターの方、Jump in 週末留学を一緒に作るコーディネーターの方、参加してくれたスチューデントの方など、大人の方と関わることが非常に多かったです。今まで漠然と「大人」という存在が怖かったのですが、様々な一人ひとりの大人の方と交流をすることで、ひとくくりにしてしまっていた「大人」に対しての怖さが薄まり、大人の方と交流することが楽しくなりました。Job Beatというキャリアイベントに登壇されていた方に直接連絡を取って、2人で話す機会を設けていただいた時に、自分の成長を実感しました。

また、インターンを通して私が学んだことは、「余裕があれば何でもできる」ことです。
余裕というのは、時間の余裕と心の余裕です。私は休学中にインターンに参加し、バイトもしておらず、4ヶ月間インターンしかしていない状態でした。なので時間にも余裕があり、私自身がとてもwell-beingな状態で、任されたタスクにも楽しく取り組むことができました。インターン卒業式の日には、インターンの先輩に「最強インターン」というもったいない言葉をいただき、嬉しい気持ちと共に、昔のことを思い出しました。高校や大学1年次に、毎日通学し部活やバイトもしていた時は、時間と心に余裕がありませんでした。授業には遅刻もするし、課題もきちんと取り組めていませんでした、さらにいつもイライラしていて、周りに悪影響ばかり与えていたような気がします。

インターンを通して、時間と心に余裕があれば、タスクを楽しくこなせること、さらに褒めていただけるような仕事ができることなど、自分がこれから心地よく生きていくために重要なことに気づけました。一度、余裕のある生活をしたからこそ分かった自分のキャパシティのおかげで、今後、無理をしなくてはならないことがあった時には、「今私は無理をしているな。キャパオーバーでイライラしているな。」と自分を俯瞰できるようになれたことは、これから久しぶりに通学が始まる私の支えになってくれると思います。

卒業式では賞状もいただきました!

国際交流事業チームでの短期インターンは卒業しましたが、4月からインクルージョンチームで長期インターンをさせていただくことになりました。私が以前参加したDiversity JourneyやSee the differenceに運営側として関われることがとても嬉しいです。
インクルージョンチームのインターン生として恥ずかしくないように、D&Iの知見を深め、様々な事柄にD&Iの考え方を絡めて意見を主張出来るようになりたいです。

そしていつか個人事業主として、学生向けにD&Iを広めていきたいと考えているので、インクルージョンチームでインターンをする中で、今後のビジネスモデルを見つけていきたいです。そしてもうすぐ久しぶりの学校生活が始まります。忙しくなると思いますが、インターンで学んだことや得たことを活かし、無理しすぎず、D&Iの考え方や言動ができているのかを日々自問する余裕を持っていきます。