大人の諦め | NPO法人コモンビート
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大人の諦め

先日、未成年の犯罪に対して死刑の判決が出た。
裁判員裁判初、少年に死刑=「更生可能性著しく低い」-3人殺傷・仙台地裁
「結果は極めて重大で、更生可能性は著しく低い」
とある。
これは何を意味するのだろうか。
「18歳の少年を更生することができない、諦めたから死刑」
そんな判決のように感じる。
もちろん、彼がしたことは決して許されるものではない。
だが、彼を諦めたら、彼はどうなるのだろうか。
彼の母親は諦めたのだろうか?
世の中に「彼の更生を諦めていない人」はいないのだろうか。
たかが18年しか生きていない子ども。
本当に、更生できないのだろうか。
更生を諦めたら、極刑なのだろうか。
 
裁判官が諦めたのだろうか。
大人が諦めたのだろうか。
 
社会が諦めたのだろうか。