「励ます」 ~ SYDの向上に寄稿させていただきました | NPO法人コモンビート
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「励ます」 ~ SYDの向上に寄稿させていただきました

向上 2010年2月号
財団法人 修養団の会報誌「向上」に寄稿させていただきました。
「励ます」というお題をいただき、コモンビートの活動を通じた励ますという意味について考えてみました。


題名を「言葉は言霊」としました。
 
あなたは「励まして欲しい」のはどんな時でしょう?
ちょっと不安だったり、勇気が必要だったり、背中を押して欲しかったり・・・
そんな時に、同じ気持ちを共有して「大丈夫」といってもらいたいものです。
励ますというのは、一人で成立しません。
誰かがいるからこそ、励ますこともできますし、自分を励ましてもらうこともできます。
では、自分が励ましてもらいたいときはどうしたらいいのでしょう?
私は、「誰かを励ますこと」だと思っています。
しかし、相手の感情を汲み取っていない「励まし」は、相手をかえって落胆させることにもなります。
ですから、単に「頑張れ」「大丈夫」という言葉は励ましにはなりません。
相手の感情・気持ちを共有するからこそ、励ましに効果があります。
勇気のない相手に勇気を持ってもらうには、自分にも勇気が必要です。
「大丈夫」と言った手前、ダメだったときにも気持ちを共有してあげる覚悟が必要です。
相手を励ますというのは自分も励まされているようなものです。
ですから、相手に励ましの言葉をかけるということは、自分を励ましているのと同じことなのでしょう。
 
今回の執筆でまたいろいろなことに気づくことができました。