ついに出港「Diversity Journey」1期プログラム!初日の航海や船の中をご紹介! | NPO法人コモンビート
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ついに出港「Diversity Journey」1期プログラム!初日の航海や船の中をご紹介!

年齢も職業も住む場所も違うパッセンジャーを乗せてスタートした、1ヶ月の航海。今回初開催となる「Diversity Journey」とは、どんな旅路を辿るプログラムなのか、今回みなさんが乗り込んだ船には何があるのか‥ご紹介します!

出港式

多様性の大海原へ繰り出す、航海になぞらえられた1ヶ月のプログラムのスタートは、「出港」から。船長やナビゲーターらスタッフの紹介や挨拶が済んだ後に、汽笛が鳴り響きついに離岸!ちなみにこの船、一度乗ったら途中下船はできません!笑

旅路の共有

「違い」を切り口に「わたし・あなた・社会」に向き合い、対話や内省を重ねること。その学びをアクションに変えることで、「Diversity & Inclusion」「シチズンシップ」「Well-being」を学び、自分なりに体現していくこと。このプログラムの船が向かうそんな大きな方向性を確認し、これから辿る1ヶ月の過程をみんなで確認しました。

ただ旅路においては、途中で嵐に襲われるかもしれないし、じっくり深めたい問いに出会って停泊するかもしれないし、思い通りに進まないこともあるかもしれません。

プログラム計画はあくまで予定として、その時々の参加者の状態や波に身を任せて、柔軟に対応するのも航海の醍醐味です。

ゲストが乗船!

なんと初回からゲストが搭乗!プログラムづくりにご協力いただいている一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(Gift)の辰野まどかさんをお迎えし、自分に向き合うことから始まる地球志民プロセスと、そのアプローチであるストーリーベースドラーニングをご紹介いただきました。

国籍でもなく人種でもなく「その人」にフォーカスをあて、一人一人の物語を大事にすること。人の話を聞くことや「聴き合うこと」の難しさ。スッキリさせたくなるけど、もやもやのままである大切さ。このプログラムを過ごす上での大事な姿勢をお教えいただきました。

旅のアイテム

航海日誌
このプログラムには、一人一人に航海日誌が用意されています。

「Who am I ?」ーあなたはどこから来た誰ですか?なぜこのプログラムに参加したのですか?
最初のページでは、自分の現在地が問われます。旅にでるにあたり、それを改めて見つめ直すこと。そして、それ共有することで、一緒に旅をする仲間を理解することにも繋がりました。

この航海日誌は、航海の記録や移り変わる自分を記していくことで、一ヶ月の学びの伴走者となってくれる存在です。

コンパス
それぞれの人が持つ価値観は、その人の人生のコンパスの一つかもしれません。

たくさんの価値観から、自分が大事だと思うことを選び、仲間と対話するワークでは、そこからさまざまな問いが生まれました。「平等ってなんだ!?」「自由と平等って似てる?」「自由は自分が主体、平等は与えられるもの?」‥

このプログラムでは、それぞれが持つ問いも、プログラムやその人の人生における大事なコンパスとして取り扱います。

D&I概論

このプログラムの骨格の学びとなる「Diversity&Inclusion」
東京オリンピック・パラリンピック開催もあって耳にする機会は増えましたが、日本においてその理解や体現が進んでいるかと言われればまだまだな状況ではないでしょうか。

コモンビートでは、多様性への対応はこれからの時代の「身だしなみ」と考え、本プログラムでも「D&I概論」がはじめに用意されています。

Diversityと「Diversity&Inclusion」の違い、自覚するのが難しい特権やマイクロアグレッション、話題となっている「シンパシーとエンパシー」など、たくさんの概念や情報に、参加者からは「頭が爆発しそう!」「もやもやする!」「自分も心当たりあるかも‥」とのリアクションも。時間をかけ実践を重ねて学ぶ胆力が試されるからこそ、プログラム期間をかけて仲間と共に学ぶ必要があります。

DJラジオ

「Diversity Journey」略して「DJ」にかけて‥この船には、まさかのDJまで乗り込んでるとか!?

「多様性」や「違い」にまつわる社会状況が日本とは大きく異なるアメリカに住むメンバーが、「Diversity」にまつわるその時々のニュースや情報をお届け!これからは、視聴者からのお便りコーナーもあるとかないとか‥。多様な世界や観点に触れられるのも、この旅の魅力です。

DJ showcase

プログラムの後半には、「DJ Showcase」と呼ばれる個人発表の場があります。
この1ヶ月間の中で感じたこと考えたこと、その中で生まれた問い、そして、それに対するアクション宣言を、一人ひとりが発表します。

キャビンメイト

ともに旅する参加者の中でも、特に長く時間を過ごすのが、キャビンメイトと呼ばれる小グループの仲間たちです。3-4名からなる同室のキャビンメイトは、この旅の運命共同体!それぞれの問いや相互理解を、「壁打ち」と呼ばれるコミュニケーションも使って、深めていきます。

船内図書室

対話の相手は、共に旅をする仲間だけではありません。本を読むことは、その時代のその著者と対話することであり、さまざまな意見や考えの違いを知ることとも言えます。
そのためこの船には、その都度のプログラム内容に合わせて、関連本をおすすめしたり、本から問いを投げかける司書も乗船!参加者を本の海にも誘います。

船内図。それぞれの詳細はまたお楽しみに!

その他にも、朝の集合時にはデッキで体操をしたり、船内シネマまで登場したり‥、と次第に明らかになる船の中とそこでの過ごし方。船内の掲示板には、こんな言葉が並んでいました。

初日からあっぷあっぷになりかけそうな充実した一日でした。」
「取りこぼしがもったいないと思うくらい、濃密な学びの時間を過ごせました!」

もやもやを楽しむというフレーズがしっくりきた。」
教育者として、このDJの船旅はすごく大きな存在になるなぁと実感した!」
「これからの旅が楽しみです!


まだ旅は始まったばかり。この航海はいったいどんなところに辿り着くのか、ぜひ旅路を応援し見守っていただければと思います。

事務局長 花宮香織(はな)