多様な人と出会い、コミュニケーションをとること。都立飛鳥高校:授業レポート② | NPO法人コモンビート
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多様な人と出会い、コミュニケーションをとること。都立飛鳥高校:授業レポート②

こんにちは。スクールファシリテーターの村岡真梨(まる)です。

全6回の飛鳥高校での連続授業、2回目に行ってきました!今回は、3名のスクールキャストと訪問しました!

冒頭には、ベトナムで仕事をしていて帰国中の黒川大輔(クロ)さんに話してもらいました。生徒さんたちは、家族の事情で、アジアの各地から、数年前に日本にやってきた子が多いので、逆に、日本からベトナムへ行き、現地の人たちとユーモアいっぱいに一生懸命に働くクロの話が、何かしら響いたらいいなと思い話してもらいました。

これがとても生徒さんに響いたようでした!話は勿論だけど、ベトナムの人と仲良くなるために歌っている現地の歌、続いて大好きなDA PUMPの熱唱。自由に表現する様子がとっても生徒さんにウケました、笑。いや、失笑だったのかな?!

「実は話を聞いてもらいたい子が多い」と前回、先生が話してくれたので、あたたまった空気の中、思い切ってグループトークをしてみたら、これもよかった!

前回の参加度から、反応があまりないことも覚悟の上だったけど、想像以上にスクールキャストと嬉しそうに話していました。

最近の高校生は自分のYouTubeチャンネルを各自が持っていたり、争いがなく、こうして平和に暮らせる今がとても嬉しい、と話してくれたり、明日から中国の彼女に会いに中国に帰るのだと話したくれたり、それぞれいろいろと話してくれました。

その後のダンスも、そのままの暖かい雰囲気で踊り、前回、腰をあげなかった子たちが踊り出し、そんなことにもいちいち感動する時間となりました。

先生とお話していると、人とコミュニケーションを取る場があまりない生徒さんが多いと話してくれました。単位制の定時制なので、受ける授業も全員バラバラ、体育祭のようなみんなで取り組むイベントもないし、バイトも工場やベットメイキングなど人との関わりや日本語をそんなに必要としない仕事に就いている子が多いと仰っていました。だから、この授業がありがたいし、あんなに嬉しそうに話す生徒さんの様子に驚いた、と話してくれました。

多様な大人が外から来ること。
その人たちが話を聞いてくれること。
みんなで取り組むこと。
しかもそれが、自分を表現する表現活動。

ハイスクールミュージカルには、そんな価値があることが改めて見えて来ました。

また様子をお伝えしていきます!
どうぞこれからも応援をよろしくお願いします。

スクールファシリテーター
村岡真梨(まる)