定時制高校での授業にチャレンジ!都立飛鳥高校:授業レポート① | NPO法人コモンビート
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定時制高校での授業にチャレンジ!都立飛鳥高校:授業レポート①

こんにちは。スクールファシリテーターの村岡真梨(まる)です。

都立飛鳥高校より初めてご依頼をいただき、定時制の高校2年生に向けて、全6回の連続授業(ハイスクールミュージカル)が始まりました!

◆高校連続授業について
https://commonbeat.org/news/37205/

こちらのプログラムでは、進路や人生の岐路に立つ高校生が、様々な大人との関わり合いを通して社会や職業に対する理解を深め、彼らの将来に活かしていくことが狙いになります。
そして、コモンビートはその中でも「表現活動」を通してそれらを伝えていきます。

これから、全6回の様子をお伝えしていきます!よろしくお願いします。

既に連続授業がスタートしてる田柄高校と、同じく高校2年生。初めて訪問する学校なので全く未知の訪問でした。事前にわかっていることは、、、

・定時制の高校2年生33人
・7-8くらいが外国にルーツがある
・日本語は話せる
・必修授業なのでモチベーションはいろいろ
・国ごとに集まりがちなので、歌やダンスでごちゃ混ぜに交流してほしいという担任の先生方の思いがある

どきどきワクワクしながら、スクールキャストと5名で訪問しました。

結果、素直でとってもシャイな子たちでした。
soooo sweat!!!
全体テーマは田柄高校と同じく「Discover」。周りの目や意見より、先ずは自分自身の気持ち、考えをDiscoverすることを大事にしてほしいと伝えました。

そのきっかけとして、冒頭では人生劇場を行いました。人生劇場では様々な大人に出会うことで、多様な生き方、価値観があることを知ってもらいたいという思いから、コモンビートのメンバーが話しをします。
今回は、55期東京キャストの高木輝帆(きほ)さんと51期群馬キャストの飯澤孔子(よぴこ)さんが話してくれました。

「やりたいことをやってみた方が面白い。」「いっぱい恋愛を楽しんでね!」そんな2人のメッセージを、初めはがやがやしていた生徒さんたちも、たまにしーんと耳をすます様子もあり、結構しっかり聞いているようでした。

続いて、最近楽しいと感じることを生徒さんたちに聞いてみました。
「彼女の誕生日をどう祝うか考えること」「彼女と料理をすること。今日はシチューを作った!」そんなことを、嬉しそうに話してくれました。とっても素直で可愛いいです!

さて、ショー作りでは、都立田柄高校と同じくQueenの曲で踊ります。
ウォームアップをしようと声をかけると、どうやら音楽に乗って動くことが、すっごく恥ずかしいようで、誰も腰をあげません。ならば!と、ラジオ体操や身近な動きをすると、少しずつ身体がほぐれていくようでした。

そんな雰囲気で、動きにノリ始めた子を巻き込み、巻き込み、座りながら手拍子だけでの参加もオッケーとし、担任の先生たちも一緒に盛り上げてくれて、最終的には、半分くらいの生徒と踊りを楽しみました。

踊るのがまだまだ恥ずかしい生徒さんも、笑いながら様子は見ていたり、手拍子だけは参加したり、腰を掛けながらも足でステップは踏んだり、踊らないけど立ち上がったり、笑、それぞれの参方法でその場に参加しているようでした。やる気がなくなると、クラスを出ていってしまうことも多いらしいので、やりたい気持ち・関心はあるみたい!それに視線は素直!そんな風に感じました。

これからあと5回でどれだけ心を歩み寄れるかがチャレンジだなと思っています。だけど同じくらいそれが楽しみです!!

ショー作りがあくまで手段なのは、ミュージカルもこの授業も一緒。
どうぞ今後も応援をよろしくお願いします!

村岡真梨(まる)