【52期名古屋】「違い」を超えた先にあるもの | NPO法人コモンビート
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【52期名古屋】「違い」を超えた先にあるもの

第52期名古屋馬公演演出の山田直弘(こめ)です。

先日9月21日(土)・22日(日)名古屋市公会堂大ホールにて、第52期名古屋公演が無事終了しました!
多くの方々の応援のおかげで、キャスト一同、100日間のプログラムと2日間の公演を達成することができました。

公演の舞台を安全に、そして華やかに彩ってくれた照明・音響・舞台運営の技術スタッフの皆様。
100日の練習と公演当日の会場運営を、愛情深くサポートしてくれた全国のコモンビートの仲間達。
練習でお世話になった施設の方々、チラシを店舗などに置いていただいた方々。
そして、何より私たちの公演を観にきてくれた大切なお客様。

皆様のおかげで52期のコンセプトである『TREASURE(宝物)』が溢れるプログラムになりました。
心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

名古屋市でミュージカル『A COMMON BEAT』を上演するのは5年ぶり。この5年間で日本や世界を取り巻く情勢は、確実に変化してゆきました。しかし私たちは5年前と同じメッセージを届けるミュージカルを上演し続けています。

それは「異文化理解」というこの作品のメッセ―ジが、時代を超えて普遍的なものであること。今の時代だからこそ、このメッセージを届けていく活動が大切なのではないかと思っています。

今回のキャスト106名は100日間で「自分が大事にしている価値観」を仲間に向けて伝えてきました。その中で、それぞれ異なるバックグラウンドがあり、大事にしている価値観も違うことを目の当たりにしました。

けれど、それはコモンビートの環境だけでなく、2019年現在の世の中も同じだと感じています。「多様であること」「一人ひとり違いがあること」が大前提の社会。

一人ひとり違うから衝突することもあるけれど、お互いを尊重し合うこともできる。大切なのは想いを届けるだけでなく、誰かの想いを受け取るアンテナを持っていること。

自分にはない価値観を受け入れることで、いま世界に起こっていることが「自分事」になっていく。そんな意識を持つ人が増えていくことで、この世の中を少しずつ変えていけると信じています。

そして多様な価値観を知ることが「揺るがない自分」というものを考えるきっかけになるのではないしょうか。

公演が終わり、52期名古屋に参加した一人ひとりが新しい101日目を過ごしています。
100日間で得たことを胸に刻み、自分から未来・社会を明るく照らしていけるよう、新たな一歩踏み出してゆきます。

多大なご支援、本当にありがとうございました!!

第52期名古屋公演演出 山田直弘(こめ)