Meet the World:vol.19 ショーの成功とは in Erie/Colorado | NPO法人コモンビート
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Meet the World:vol.19 ショーの成功とは in Erie/Colorado

みなさん

こんばんは。もっぴー(三矢楓)です。
学校で子どもたちにUWPはどんなプログラムかを教える際にこのような説明をします。

-今から言う言葉を聞いて動いてください
歌が好きな人は大きな声でラララ~と歌って下さい
新しい場所へ行くのが好きな人はつま先をトントンしてください
人を助けるのが好きな人は大きな笑顔を見せてください
友達を作るのが好きな人は手をたたいてください

思い思いに動き始める子どもたち。
-これを全部同時にやってみましょう
ラララ~♪パチパチなどごった返す教室。
-同時にできたかな?UWPではこの4つを同時にするんだよ!

なるほど、どれだけ濃いプログラムなのかよくわかりました。笑

今週は2つのフルのショー、2つのミニショー、ガラコンサートと1週間に5つのショーが含まれています。
これからもたくさんのショーが控えています。
いくつかのショーを終え、特にショーの数が多っかた昨日に考えたこと。

ショーの成功とは?
満席?お客さんのリアクション?自分たちが盛り上がれば大成功?
自分たちではステージを見ることができないのでお客さんにショーが
どうだったのかを聞いて判断をする。
そして大体のお客さんは良かったよ!と言ってくれる。

今回の私たちのショーは小学校をお借りしたとても小さなステージでいつもの半分ほどの大きさで、混乱の中リハーサルではポジションを綿密に確認。
そして、チケット販売をしている2つのショーは売り切れ、計1100人以上のお客さんが見に来てくれました。

そこで迎えた1回目のショー。
ショーがはじまっても皆も自分もなんとなくソワソワしているしている感覚。ショーの前半にミスが目立ち、途中休憩でマネージャーの一喝が入りました。
エネルギーは最高。でもミスが多い。初演でできたことができなくなっている。

小さいステージからくる混乱、3回目のショーという慢心か、1つのステージに集中する力が途切れていました。
再度気合い入れをして後半戦。
ショーの終わりには盛大な歓声で終え、ショーを存分に楽しみましたが、恐らくみんな心の中では小さく首を横に振っていたのではないかと思います。

2日目。
ももをはじめスタッフのメンバーの問いかけ、キャストの意見交換で話したこと。
私たちがステージに立つ理由は何なのか。
小さな町Erieで1000人ものお客さんが見に来てくれる。この街で今起こっていることがどんなに喜ばしいことなのか。このショーが終わった後、Erieの街の人たちに何を残していけるのか。
SNSの発達で簡単に人のことを悪く言えるようになってしまっている社会に私たちが伝えられるメッセージ何なのか。
そして、どのシーンにいても舞台袖にいてもその瞬間のステージをつくる同じ責任が皆にあること。

ステージに立つと自分でいっぱいいっぱいになるりますが、
舞台袖でステージ上の人にエネルギーを送ること、目まぐるしく曲が変わるなかでAre you ready?と冷静にみなでみなを意識すること。舞台袖の皆の動き方にステージ上の出来が かかっていること。

迎えた2日目のショー本番。いつもと変わらない最高のエネルギーを発揮しつつも、ステージに入る前に目配せをしあう冷静さ、衣装チェンジではトラブルも起こっていましたがみんなで助け合ってなんとかステージ上に間に合わせるfineプレー、光の漏れる舞台袖はその場でできる人が舞台袖の幕を支える。

2日目のショーではそんなキャスト主体のショーができあがった気がしました。

ショーの成功とはキャスト、スタッフが一つになってメッセージを届けること。
そしてお客さんも巻き込んで一つになること。
確かめる基準は難しいですがErie最後のショーではそれができたのではないかと肌で感じました。

本日はコモンビートの浜松公演で本番に向けて盛り上がっている様子を聞きました!
私もよさこいのお祭りで何度も訪れたことがある大好きな街です。
浜松公演の成功を心からお祈りしています!

もっぴー(三矢楓)