【33期中部】公演後のキャストの感想Vol.19「人に助けられた100日間」 | NPO法人コモンビート
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【33期中部】公演後のキャストの感想Vol.19「人に助けられた100日間」

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この100日間は本当に多くの人に助けてもらいました。
というのも、今回の自分の役割はかなりチャレンジングでした。

1つ目のチャレンジ:大陸リーダー。

いやいや、僕はリーダーシップは無いですよ?むしろ裏方気質ですよ?
「舞台裏方のブラックスピリッツが超似合う」と言われるような人間ですよ?

先頭に立って、みんなの気持ちをまとめられるの?と不安でした。

2つ目のチャレンジ:青テーマのペアダンス。

女の子とペアダンスをする経験なんて今までの人生で一度もありません。
友達には「役得だね」とか言われましたが、そんなわけあるかと。
自分が失敗すると即ペアの女の子に迷惑がかかるし、場合によっては怪我をさせてしまう。
1人で練習するのは難しく、ペアで揃ってないと自主練すら難しい。
しかも、そもそもダンス自体が難しい。頑張れば頑張るほど、必死っぽくて楽しそうじゃないと言われる始末。

どうすればいいの?これ。

3つ目のチャレンジ:フラッグ隊

旗を振ること自体は問題ないけど、それは1人で降っている場合の話。
全体としてはフラッグ隊4人の動きが揃わないとかっこ良くない。
しかもメンバーの1人が遠方の福井キャスト。合わせられるのは公式練習のみ。
フラッグ隊の4人は全員別の大陸なので、それぞれ各大陸のダンスがあり、それらの練習も必要。
フラッグ自体もコモンビートの備品なのでおいそれとは自主練に使えない。

フラッグの練習する時間はあるのか?

などなど。

最初は不安しかありませんでした。
自分1人では確実に押しつぶされていたと思います。

でも、そうではなかった。自分に出来ないことは、仲間が助けてくれました。
大陸リーダで助けられました。

僕は出来ないことだらけでしたが、僕に出来ないこと大陸のみんながやってくれました。

歌が上手な人。ダンスがかっこいい人。チケット活動でみんなを盛り上げてくれる人。
細やかな気配りが出来る人。モチベーションを上げるのが上手な人。いろんな仲間がいました。

それならば、ということで、僕は裏方気質を発揮して、地味作業でみんなの力になれました。

青テーマで助けられました。
出来ない部分はどうすればできるようになるか、ペアがいれば一緒に考えられます。
さらに同じように悩んでいるペアが自分たち以外に4組いるわけです。
出来るところ、出来ないところが教え合えます。

そして出来ないペアダンスができるようになると2人分嬉しい。
あれ?ペアダンス美味しいな。と思えるようになりました。

フラッグ隊で助けられました。
過去にフラッグを振ったことがある人に教えてもらいました。
フラッグの振りを考えるために暑苦しい男4人で僕のうちに集まり夜遅まで考えて。
全員で情報をシェアするために、振り付けノートを書いてもらったり、動画を撮ったり。
公式練習の前に集まったり、練習後に集まったり。

実際の舞台では安定して同じリズムで振れる人をメトロノーム代わになってもらいました。
練習だけでなく、青少年招待活動、スタッフとしての100日間の運営など、
多くの経験キャストと仲間に助けられました。
自分だけでは何も成し遂げられなかったと思います。

ですが、この経験は「失敗」ではなくて「収穫」です。

「人は助けあって生きている」

教科書に載っているようなありきたりな言葉ですが、
知識ではなく経験を伴った実感として感じることが出来ました。

これからも多くの人に感謝して、人に助けられながら、人を助けていきたいと思います。

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33期スタッフ 澤田旭(ケンヂ)