【33期中部】公演後のキャストの感想Vol.14「支えられること」の深い実感 | NPO法人コモンビート
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【33期中部】公演後のキャストの感想Vol.14「支えられること」の深い実感

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今年2年目のコモンビート参加で何より深く感じたのは、多くの人たちに支えられてこの舞台はできあがっていくんだなーってことでした。

去年初めて参加したときは、用意されている練習会場、用意されている練習メニュー。
そして、選ばれる配役とみんなの経験・アドバイスによって作られていく自分自身の役。

その中で、自分が選ばれた配役だけをただひたすら練習していく日々でした。
それが楽しくてしょうがなかった。

だけど、今年は違っていました。用意されているものはあるにせよ、自分たちで用意していく練習会場、自分たちで用意していく毎回の練習メニュー、自分たちで呼びかける全国へのメッセージ。。

こんなにも多くのことを考えるのか??ってぐらいに頭フル回転な毎日でした。
そして時には自分自身の力じゃどうしようもない場面、苦しい場面に出くわすことも何度かありました。
「うーーーーーっ」ってなったときも少なくなく。。

だけど本当に嬉しかったのは、その度に周りの人たちが支えてくれたってこと。
その支えのおかげで、前に一歩そして二歩と進むことができました。

「人は一人じゃ生きていけない」

言葉では何度も目にしたけれども、人を頼ることが苦手だった僕にとってこの言葉をここまで強く実感した100日間はなかったと思います。
100人の人生経験バラバラな人たちが集まっているからこそ、そこには葛藤やぶつかりも生まれます。

だけど、支え合うことや一緒に頑張ることも同時に生まれます。本番の舞台に向けて同じ目標を持つからこそ、切磋琢磨の中で心が磨かれていく。
コモンビートの魅力って、やっぱりこういう大切な心を学べるってところにあるんだなーって思いました。

本番の舞台では歌やダンスがメインになるミュージカル。だけど、プロとしてやっていない人たちが舞台を観てくれた人たちから「心に響いた」という声をたくさんもらえる背景には、こういった100日間の中で経験する「心の成長」があるからこそだと思います。

その大きく成長した自分自身を全力で表現するからこそ響くんだと思います。

今回の舞台、僕も全力で舞台の上で自分自身を表現できました。
横隔膜が炎症を起こすぐらいまで声を張り上げてましたから(笑)。

それもこれも、この100日間を通して本当に多くの人の支えの中で成長させてもらえたからこそ。

本当にありがたいことやなーって素直に思いながら本番はしゃいでました。

心の成長ってその人それぞれそのときのタイミングにもよっていろいろな内容があると思うけど、僕が今回一番成長したなって思える部分は、この「支えられること」の深い実感だったなって思います。

それがあって、この舞台が出来上がっていく。だから素晴らしいんだなってことに気が付いたことがこの100日間の中での一番大きな贈り物でした。

これからの人生の中でこの大切な気づきをもたらせてくれた100日間、そして共に歩んできた100人の33期の仲間の存在にありがとうです
この気持ちを持って、これからまた新しい道を進んでいきたいと思います。

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33期スタッフ 茶圓浩太郎(チャチャ)