【33期中部】公演後のキャストの感想Vol.12「みんなの為に何かできることは…」 | NPO法人コモンビート
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【33期中部】公演後のキャストの感想Vol.12「みんなの為に何かできることは…」

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33期緑大陸、フラッグ隊もやらせてもらいました、牛嶋聡(ウッシー)です。
100日間で自分が感じたこと、行動したことをまとめてみました。よろしければ、読んでいって下さい。

元々、明確な目標もなく、興味本意で参加した体験会で知り合うことができた人達(主にスタッフ)と、ここで終わりにするのは嫌だなって思ったところから、このミュージカルへの参加を決めました。
このミュージカル活動を通して、今の自分を変えることができたらいいなと思ったのは後付けです。

始まった時は、各大陸のコンセプトぐらいしか知らず、どんなダンスがあるかもわからない状態でいたので、雰囲気で赤大陸とか黄大陸になるのかなって思いながらオーディションに向けてダンスと歌の練習をしていました。

この時から、自分の気にしすぎセンサーが働き始めました。

オーディションダンスの振り落としが行われてから、各所で「自主練やるぜ!」「朝から練習してきた!」みたいな声を多く聞くようになりました。
その一方では、「練習に行けなかったから振りがわからない」「場所が遠いから自主練に行けないし、どうしよう」って声もよく聞きました。
自分はこの時から、後者の言葉を気にしてしまうようになりました。
練習に行けなかったのが悪いのかもしれないけど、行けなかった人にも事情があるだろうし、いきなりこんなに差が出たままオーディションしても納得できない人が出るんじゃないかなってことを思うようになりました。
ダンス経験がほとんどない自分でしたが、一応振りは入ってるし、どうにかして伝えることができないかなって思ったところから出来上がったのがあのノートでした。(振りをコマ書きしたノート、覚えてるかな?)
残念ながら、これはコアスタッフに止められてお披露目がオーディションが終わってからになってしまいましたけど…
それでも何とかできないかなっていう思いがあったので、LINEで呼び掛けたりすることをしていました。
スタッフでもないし、経験キャストでもないからどういう風に思われてたかはわからないけど(汗)

オーディションが終わり、大陸が発表され、自分は緑大陸に配属されました。
そこで大陸メンバーと顔合わせをしました。
その時に多く聞いたのが、「希望してなかった大陸だったから戸惑っている」という言葉でした。
確かに自分も希望してなかった大陸ですごく戸惑いました。少しモチベーションが下がりそうでした。
でも覆すことはできないので、素直に受け入れようとしました。
だけど、みんなはどう思ってるんだろうってのが気になってばかりでした。
何もしないのは心苦しかったので、声を掛けるのが苦手な自分でしたが、LINEとかで語りかけることをやめませんでした。
あとは、自分のことを知ってもらおうとしたり、自分の心境をさらけ出してみたり、またノートを書いてみたり、DVDプレーヤー持ってきたり、うちわでみんなを扇いだり(笑)、自分なりに何か役に立てないかなってことを考えてました。
緑大陸のみんなはしっかりしてたから、余計なお節介だったかもしれないけど、感謝してもらえたり、共感してもらえたりするとすごく嬉しかったです。

自分の行動は、気がついたら大陸だけに収まっていませんでした。

フラッグ隊はみんな大陸が違うから、振り付けもどうやって時間を作ってたらできるんだろう?なかなか集まれないし、見てもらうことも少ないし、何とかしないと。とか…

東京公演を観に行けた人ですごい盛り上がりを見せてたけど(自分も観に行った人)、行けなかった人はどんな思いでいるんだろう?とか…

結構振り落としが進んだけど、なかなか練習に参加できてない人はどんな心境でいるんだろう?とか…

チケ活の勢いが増していく中で、なかなか成果が出せてない人にどんなアドバイスをしてあげれるのかな?とか…

漠然とした指摘とか、いろんな方面から受けた指摘とかをみんなどう思ってるんだろう?とか…

初キャスだけのRebuildでリーダーになったけど、みんなに活躍してもらえるようにどう進めてあげたらいいだろう?とか…

…言い出したらきりがないくらい、そんなことばかり気にしていました。
もしかしたら、こういうことはスタッフに任せればいいことなのかもしれないけど、じっとしているのも嫌だなって思いました。
ほとんどがLINEとかMLからの発言だったけど、語りかけてみたり、笑いを取ろうとしたりして、みんなの不安が少しでも解消できたらなってことを最優先に考えてました。
(もしかして、みんなが長文を送るようになったのは自分のせいだったりするのかなぁ?(汗))

いろんなイベントや打ち合わせにも可能な限り参加させてもらいました。
「ウッシー、どこにでもいるね」って言われるぐらいに(汗)
自分から話し掛けるのはどこの場でもやっぱり苦手でした。
でも、みんなといる時間は本当に楽しかったので、苦手とか考える前に行動してました。
構ってくれてありがとうございました(笑)

これだけは少しやり過ぎだなって自分でも思ったのは、スタッフよりも先に練習場に現れてたことですかね?
初めての合宿の時に近くのコンビニでばったりあったキャプテンのツキに「うそでしょ?(汗)」って言われたことを今でも覚えてます(笑)
でも、毎回の練習が楽しみだったし、何か協力したいなっていつも思ってたから、やめることはありませんでした。子供みたいだけど、いい想い出です。

こんな感じで行動してましたが、いかがだったでしょうか?(笑)
こんな自分の行動に賛同してくれたり、応答を返してくれたりした時はすごく嬉しかったです。
こんな自分でも役に立てたのかなって思いました。
いつしか、「スタッフ並みの動きしてるね」「来年スタッフやってるな」って言われ始めるようになった時は、嬉しい半面、戸惑いました(笑)

徐々にみんなと自然に会話ができるようになり、自然に助け合いができるようになりました。
元々会話をするのに抵抗があった自分が、自然と話ができるようになったのはみんなのおかげです。
共に楽しみ、笑い合い、悩み、涙した、この100日間は一生大切にしたい、かけがえのない時間でした。

公演本番、あんな大勢の前に立ってたことが今でも信じられません。
でも、すごく楽しかったです。
すごい達成感を感じることができました。
みんなに「明るくなったね!」「すごい変わったね!」って言ってもらえたことも嬉しかったです。
この100日間に参加して本当に良かったです。

100日間、長いようであっという間な期間でした。
キャストのみんな、スタッフ、ブラックスピリッツ、サポーター、みんな本当にありがとうございました。
またどこかで会えた時はよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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33期キャスト 牛嶋聡(ウッシー)