【33期中部】公演後のキャストの感想Vol.11「100日以上の価値ある100日間」 | NPO法人コモンビート
企業・自治体の方 学校関係者の方 お問い合わせ

【33期中部】公演後のキャストの感想Vol.11「100日以上の価値ある100日間」

s_21-7R

たった100日で、100人の素人がミュージカルを作り上げる!素人でも参加できるのか?

仕事は忙しい。だけど、もともとミュージカルに出たり、俳優のように表舞台に立ってみたいという気持ちがあった。
一度の人生!もしできるなら、参加したいと飛び込んだ!
最初は何をするのかよく分からなかったが、みんなと素敵なミュージカルを作っていくことができるなんて、ワクワクでたまらなかった!

しかし、次第に次から次へとミッションが待ち受ける。
90分の公演ですから、当然やることは沢山あります。
仕事との両立、そして、このタイミングでの転勤と引越し…もあり、とても大変でした。

自分自身、ミュージカルに更に真剣味をもって、
しっかり向き合うことができ始めたのは8月。
この8月には、関西との合同合宿でお互いの練習の成果を競うイベントがあり、
お互い見せ合いをした。

しかし、どうだろうか。関西の踊りや舞台の立ち回りなど、
凄いと思うことがとても多かった。
そして、自分自身ダンスが上手くできなかったことが、とっても悔しかった。この悔しいって思う気持ちは、何年ぶりだろうか?

そして中部33期が、全体的にもまだまだ良くなる力があるのに、それを発揮できていないことが、とっても悔しかった。
この関西との合宿をきっかけに、色々と見つめた。

果たして、こんな状態で良いのか?
根本的な問題はどこだろう?
まず、なにからとりかかるべきか?
この不安を解消するには、どうしたら良いのか?
良い意味で悔しい思いをしたことで、今の自分(同じシーンの仲間たち)はどの辺りのレベルなのか。

今現在のレベルの把握と、到達レベル目標がはっきりした。
このことが、僕自身を動かす原動力となった。

まずは、自分自身がもっと積極的に動いていかないといけないと思った。
何分、期間が限られている中で作りあげないといけないですから。
反省すると共に、この悔しい気持ちが、より前に進んでいく原動力になった。

なかなか考えがまとまらず、イライラすることもあった。
もちろん、楽しくやることが大切。そして、楽しむためには、基本的なことなど、必ずここはおさえておかないといけない、という事もたくさんありました。

その基本を覚えて習得することが、思ったようにいかない。

そんな中、どうしたらよいか分からないときもあった。この気持ちはどうしたら良いのか?

考えていると、閃いてくる。
そうだ!この人に相談しよう。など。
思いを聞いてくれて、サポートしてくれる仲間がいてくれた。自分を支えてくれて、自分にとって、とても心強く大きな存在になった人もいた。

仲間と踊りや技術を切磋琢磨して、思いも伝えて、心身共に成長し合えたことが、自分にとってのギフトになりました。本当に感謝しています。

そして、僕は赤大陸として選ばれていました。赤は情熱の色。よく周りからは、落ち着いた色が合うと言われていた。自分でもそう思っていた。
かつては情熱を持ってスポーツなどに取り組んでいたが、すでに情熱は、遥か記憶の彼方に忘れてしまっていた。

しかし、ミュージカルを取り組んでいくと、いつの間にかに、情熱を持って取り組んでいた。

情熱が駆け巡る、燃える程熱い国。この歌のリズムと歌詞を聞いていると、涙が溢れる。「情熱」をふっと思い出し、実行していたから、どこか懐かしい想いを思い出したから、涙が自然に溢れてきたんだと思う。

もともと僕が持っていた素質を思い出させ、引き出してくれた。

全てが必然。

コモンビートに出逢え、公演できたことに感謝しています。
赤大陸として公演できたことに感謝しています。
公演を観てくれた方に感謝しています。
公演をサポートしてくれた方に感謝しています。
最高で素敵な仲間たちに感謝しています。

だから、今の自分がある。

これからも、さらに輝いていきます。
すべてに感謝。本当にどうもありがとうございます。

s_DSC_0528

33期 赤大陸キャスト 福羅光太郎(こうちゃん)