33期キャストの福羅光太郎(こうちゃん)です。
8月8日(土)、名古屋市東スポーツセンターでの練習。冷房もきいていますが、前日には熱中症が2人でており、救急車で搬送されたとのこと。室内とはいえ、やはり今後とも練習中には、こまめな水分補給をするなど、体調管理していく必要性を改めて感じました。
午前、「Rebirth~未来へつなぐ鼓動~」の練習。
練習では2回目ですが、個人としては初めて行いました。僕のように、先週練習にこれなかった人は、まずはとにかく振りの確認&実践。
練習を重ねていき、前進、前進。みんな一生懸命とりくんでいました。
お昼からは、中里康幸さん(なかさん)の歌詞の翻訳に関して、思いを熱く語って頂きました。
コモンビートはもともと、Up With Peopleという作品でした。
歌の中で「Can we sing a song of peace?」がありますが、この歌は50年前に既にできていた曲で、日本語では「願いをのせて」という曲になります。
「煌めく 命守るために」or 「輝く命守るために」どちらが適切か?
英語をただ単に日本語に訳すだけでも大変なのに、音にピッタリあった日本語に直すのは、難しいことだと思います。
「煌めく」はキラキラしている。華やかさのような感じやニュアンスもとれる。
一方で、「輝く」は光を放つ、煌めくよりは強い光のニュアンスがある。
なかさんは、舞台のことを考えに考え抜いて、たどり着いた翻訳は「輝く」。
舞台にでているキャストは、煌めく優しいニュアンスよりも、もっと強い輝くの方がしっくりくる!煌めくという生易しいものではないと。
倒れるまで、本当に真剣に翻訳に取り組まれていた姿勢が、とても伝わってきました!
また、「勇気を湧いた」ではなく「駆り立てろ」の翻訳をしましたが、なぜそうなったのか?みなさんにも考えて欲しい。
僕は、言葉の印象だけでいくと「勇気が湧く」というと、
自然発生的なニュアンスがあるように感じました。
駆り立てるでは、自分から掴みにいくような、主体的な感覚がしました。
自主性のような感じ。
ここにいるキャストは自らの人生まで、
主人公になって欲しい!そんな感じすら覚えました。
しかし、その後の練習でよくよく聞いてみると、
「勇気を駆り立てろ」と言っているシーンでは、
ポール隊が戦争が始まるか始まらないかぎりぎりの均衡を保とうとしている場面。
このシーンに出てくるポール隊は大陸間の均衡を保つために
「駆り立てざるを得ない」状況に立たされている。
とにかくぎりぎりの状態なんだ!となかさんが力強く言っている姿が印象的でした。
考えるという、良い貴重な宿題を頂くことができました。僕にとっても、とても素敵な宿題でした。なかさん、ありがとうございました。
そして、お昼の時間には大陸ダンスに使う特別衣装を借りました。
みな、試着を楽しんでました。衣装を着るって、普段と違って新鮮味があるし、本番に着々と近づいてる感じがしてとっても良い機会でした。
ただ、代々受け継がれている大切な品物。くれぐれも、紛失や破壊はしないようにしましょう。
まだまだ未熟な部分はたくさんありますが、通しは自分の持てる力の100%で行いました。
通しという機会は、なかなか普段はできません。全体の流れを掴む、貴重な機会です。全力で取り組むことで、もっと一生懸命取り組もうと思いますし、何より、いつも以上に本番を意識できます。
なかさんは練習中はとても厳しく、しっかりしています!でも、事故が起きたりしたら大変だし、素敵なステージを作りたい、そして限られた時間なので、密度の濃いものを作りたいのだと思いました。みんなのことを思ってくれてるのだと思いました。
なかさんを始め、衣装のサポートで来てくれた木村泰子さん(かあちゃん)、その他のサポーターの方もお忙しい中、どうもありがうございました。
練習が始まったばかりは、緊張して堅い表情の人が多かったように思いますが、最近は笑顔や挨拶が増えて、どんどんと良い雰囲気に包まれているコモンビート33期。これから更に成長していきます!
本番まで折り返しました。後半も、ますます一生懸命練習に励み、みんなで楽しく素敵な作品を一緒に作り上げていきます!
33期キャスト 福羅光太郎(こうちゃん)