こんにちは。
今日の練習の様子は、赤大陸の山本愛(凛(りん))がお伝えします(^^)。
私たちの舞台は、100人のキャストだけでなく、照明や音響、
舞台装置を動かすスタッフの方など、いろんな方々の演出で作り上げられます。
今日は、舞台装置を動かすスタッフ、ブラックスピリッツ(以下ブラピ)のみなさんが
初めて入った全通し稽古を行いました。
全通しが始まる前に、ブラピたちが各シーンでどのように舞台装置を動かし、
背景を演出しているのかを見せていただきました。
また、舞台監督の中里友一(なかさん)さんより、わたしたちキャストはその装置の動きを把握し、「自分の動きをコントロールすること」がとても大切である、
ということを厳しく教えていただきました。
個人的な感想ですが、赤テーマというダンスシーンの舞台背景が移り変わる演出を
見せていただいた時、そのダイナミックな演出効果に感動しました。
背景が動くことでシーンの迫力が圧倒的に増すのが分かり、
こういった演出の支えが自分たちの舞台をより輝かせてくれる、ということを実感しました。
だからこそ、その演出に負けない表現をしたい。
そして、午前10時。
名古屋・東京・関西、そして鹿児島などから集まった25名のサポーター、
コモンビート理事長の中島康滋(こうじ)さんらにも見守られ、
22期の初舞台装置付き全通しが始まりました。
2週間前の公式練習時にも全通し稽古を行いましたが、そのときと異なるのは、
舞台装置があるのはもちろんのこと、すでにチケットを購入して下さっているお客さんが、
現時点で1000名以上いる、ということです。
「伝えたい相手」を思うと、表現するパワーが満ちあふれてきます。
途中、大陸ダンスの時に身につけていた衣装小物が落ち、舞台に取り残される、
というアクシデントもありました。
総合演出の韓朱仙(チュソン)さんからは、いかにこういったアクシデントに
チームとして対応できるか、みんなが1人のために、
1人がみんなのために動くチームワークをつくっていけるかが、
ここからの22期の課題である、というアドバイスを受けました。
ほかにも、「よいエネルギーは出ていた。でも、もっと丁寧に、
正しい練習をすることが必要」「ゆっくり、反復練習を繰り返すことが大事」
というコメントがありました。
盛り上げ最強サポーターの安藤悠一(あんどぅ)さんからは、
「みんな、全通しに向けて、心と体の準備は万全だっただろうか?」
「自分の出演していない場面も、気持ちは舞台にあっただろうか?」
と投げかけられました。
これらの言葉に、忠実に向き合ってこそ、向上していける!
この日の最後に、「静かな時間」が設けられました。
各自、好きな場所で、15分程度、話をせず、ひとりで自分と向き合う「静かな時間」。
心の声を紙に書きとめながら、みんな粛々とこの時間を過ごしていました。
15分たった後、数名が「静かな時間」で考えたことをシェアしてくれました。
「本当は、22期の中に打ち解けられているか、不安に思っていました。
だから、今ここで、 みんなの前に敢えて立ちました。これからも、どうぞよろしく」
と、語ってくれた人。
「あるサポーターさんに、貴方にだめだしをするために、
ブイブイキャスト(最も輝いていたと思うキャスト)に選んだ、といわれました。
そうやってアドバイスをくれる、ということに、感謝したい」
と語った人。
「舞台に立つのが、本当は恐い。でも、みんなを信じて、頑張りたい。」
と打ち明けてくれた人。
それぞれが、自分自身に、22期ミュージカルに、真剣に向き合っている姿が見えました。
自分の心をシェアしてくれた皆、ありがとう。
泣いても笑っても、殻を破っても破らなくても、25日後にわたしたちは本番を迎えます。
25日後の私たちの輝きは、今日1日1日を、どう過ごすかにかかっています。
大事に一歩ずつ、進みたい。
1人1人が輝く力を、わたしたちを応援してくれる、これからコモンビートに出会いに来てくれる、
全ての人に、届けたい。