昨日まで着ていた厚手のコートは日本行き。
雪と寒さの中で、今日は何枚重ね着しようか考えていた冬から、
どこまで脱げるかを考える夏へ。(笑)
太陽!
広い空!
プール!
ビーチ!
スパイシー料理!
音楽!
スペイン語!
そう、ここは…
メキシコだーーーーーー!!!!!
最初の1月から3月の約2ヶ月間を過ごしたアメリカを出発し、
とうとう第二の滞在国であるメキシコでの日々がスタート!!
今回のツアーでは、約1ヶ月ちょっとの滞在をすることになっています!
春をすっ飛ばして、寒い冬のアメリカから真夏のメキシコへ…
容赦なくメラメラと燃える太陽は気持ちを明るくしてくれますね!!
さてさて、この一週間は何をしていたかと言うと、
一言で言うと、うん、とにかく幸せな日々でした。(笑)
私にとってメキシコの大きな魅力の一つだと思うのが、
とにかく子ども達が可愛くてとっても人懐っこいこと!!
今週お世話になった子ども達も本当rに本当にフレンドリーで可愛すぎて、鼻血が出るほどでした。
コミュニティー•インパクトは、子ども達と関われる施設に行けることが多くて、たくさんの子ども達と遊んだりご飯を食べることが出来ました!
たくさん語りたい思い出があるけど、ここでは割愛して特に心に残ったエピソードをお伝えしようと思います。
とある施設でのランチの時間。
400人を超える子ども達が一堂に会する食堂で、
13〜14歳の女の子10人が集まるテーブルに一人で乗り込んで行きました。
子ども達が凄い勢いでどばーーーーっといろんな質問をしてくれますが、
いやー参った参った、
まるっきり分かりません。
何故なら、彼女達が使っていたのは今まで私にとってほぼ無縁だと言っても過言ではない、
スペイン語だったから!
ここまで相手が何を言ってるのか分からないという体験も初めてでした。
そこからは必死のボディーランゲージ合戦!!
「私は24歳です。あなたの名前と年齢教えてもらえますか?」
というよくある質問を、数少ない知ってる単語を並べてどうにか伝えたいと思い、
日本語にするとこんな感じのコミュニケーションになりました。
「2!」「4!」「あなた!」「名前!」
with 大げさなジェスチャー。(笑)
子ども達はちゃーんと分かってくれて、
名前と年齢、そして丁寧にあだ名とその由来まで教えてくれました。
そしてランチタイムがもうすぐ終わる頃、
3〜4分くらいかけて子ども達の一つのお願いを理解出来ました。
子ども達は身を乗り出して、これまたどばーーーーっと必死に熱く言葉を伝えてきます。
何かお願いをしてくれてるのは分かるんですが、さっぱり。
最終的に、一人の子が使ってくれたジェスチャーでようやく分かりました!
「日本語しゃべって!!!」
ようやく理解出来た私は、簡単な自己紹介を日本語で伝えました。
そして、食堂に響く子ども達の拍手と歓声!
私もついつい一緒にガッツポーズ!
子ども達にとって、
日本語を聴けたことと、
目の前のスペイン語を話せない人間にようやく言いたいことが伝わった感動があったんだと思います。
本当に本当に面白い経験でした。
私も子ども達も、言葉が伝わらないからと言ってコミュニケーションを諦める選択も出来たはず。
でも、私達の話したい、知りたいとい気持ちは、言葉の壁を超えたんだと思いました。
コミュニケーションの原点はここにある。
コモンビートのシーンの一つである、「言葉をこえて」の世界をリアルに体験出来ました。
今は、翻訳の機能を使ってどんな言語でも簡単に言いたいことを伝えられる時代ですが、
こうやって時間をかけてもがきながらも伝えようとする経験、そしてそこから得られる感動は、
機械を介さない、人と人のコミュニケーションでしか得られないもの。
この感覚は、これからもずっと忘れたくないなと思いました。
これからメキシコでどんな出会いが待っているのか楽しみ!!!
また報告させていただきますね(^o^)
さんぽこ(新井三保子)