「伝える」から「伝わる」へ | NPO法人コモンビート
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「伝える」から「伝わる」へ

伝えるから伝わるへ
(コモンビート公演の開場前の様子。思いを伝えたい!)
 
「相手に何かを伝えたい!」
「この思いを何とか伝えたい!」
コモンビートでも体験会や公演の案内など、活動を通じて思いを伝える活動をしています。
でも、伝わらないこともいっぱいあります。
この「伝える」と「伝わる」に大きな差があります。


 
自分の思いを伝えたくて、相手に強引に伝えても、聞いたフリはしてくれてもその言葉を受け取ってくれません。
言葉で伝えても、相手がこちらに答えてくれなければ、伝わった気になりません。
コモンビートのような活動は、言葉で伝えるのがとても難しいものです。
一言で言い表せるような活動でもありませんし、相手によって伝えたいメッセージも少しづつ異なります。
それが私たちを成長させてくれているのだと思います。
 
コモンビートは、
ひとりひとり、違うからこそ美しい
ということを大切にしている団体です。
だから、ひとりひとりが自分の体験や思いを話し、表現していくしかありません。
熱のこもった話をしても、その人自身の生き方が熱くなければ、口先だけのことだと、相手は見抜いてしまうでしょう。
 
安易に得るものは、安易に失う
という言葉があります。
そして、簡単に相手に伝わるのもいいですが、長い時間をかけて関係を作って伝えていくことも必要です。
熱い思いは、一言で伝わるより、関係の中で伝わっていくほうが自然です。
 
伝える よりも 伝わる。
それは簡単ではありませんし、とてもたくさんの準備や努力が必要になります。
魅力で惹き付けられるようになるには、自分自身を理解し、プロデュースし、演出し、洗練させていく必要があります。
ひとりひとりが、自分のプロデューサーであり演出家です。
私たちがミュージカルという活動を選んでいる理由の1つです。