子どもたちに多様な生き方を触れるチャンスを!中高校生向けキャリア教育プログラム『人生劇場』って? | NPO法人コモンビート
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子どもたちに多様な生き方を触れるチャンスを!中高校生向けキャリア教育プログラム『人生劇場』って?

コロナ禍で、なかなか学校現場に行きづらい状況が続いていますが、授業のオンライン化が進中で、これまでオフラインで行っていたプログラムをオンラインで届けることができるようになりました。

今回の記事では、その中でも特に依頼の多い『人生劇場』というプログラムについてご紹介させていただきます。

『人生劇場』とは?

多種多様な大人たちが、自分の人生を短いプレゼンにギュッとまとめて「人生プレゼン」としてお届けする、中高生向けのキャリア教育のプログラムです。

より多様な生き方が可能になり、無数の選択肢が広がる現代。そんな時代だからこそ、いろいろな仕事や生き方のサンプルに触れることが、これから社会で活躍する子どもたちにとって、自分の人生を考える上での良いきっかけになるのではないか?という想いから生まれたオリジナルプログラムです。

コモンビートが十数年活動する中で出会ってきた、多様な人生を送る全国各地のユニークな大人たち。そのつながりは、私たちにとって「資産」とも言える貴重なつながりです。

そんな仲間たちに協力してもらい、彼らのリアルな生きざまを子どもたちに伝えることができるのは私たちの大きな強みだと考えていますし、オンラインという便利な環境がその実現の後押しをしてくれました。

どんな人がプレゼンターをやっているの?

多種多様な大人の「人生プレゼンター」・・例えば、農家、イラストレーター、検察官、子育て中のママ、カフェオーナー、モデルなど、公務員から自営業の方まで、さまざまな生き方をしている大人たちに人生プレゼンをしてもらいました。

一度の開催で4~6名のプレゼンターがプレゼンを行うのですが、多様な価値観に触れてもらうことを何より重視しているため、性別や職種、年齢などができる限り被らないようにこだえあるかたちでプレゼンターの人選を行っています。

開催実例

<都立C高校さま>
【2年生対象・全6クラス・約240名】という条件で、オンラインで一斉授業を開催させていただきました。
一方的に話を聞くだけではなく、個人やグループワークも入れることで、アウトプットの時間もしっかり確保。プレゼンターからだけではなく、いつも同じ教室で学ぶ友達からの意見も聞くことで、より多角的にプレゼンからの学びを吸収してもらえるような内容設計を工夫しました。

<都立S中学校さま>
【1年生対象・全3クラス・約110名】に対して、こちらもオンラインでの一斉授業を提供いたしました。中学1年生という若さで、「これからの人生をどう選択していくべきか?」という考えを持つのはなかなか難しいもの。なので、プレゼンター自身の中学校時代の経験をベースにしながら、「目の前の学校生活を思い切り楽しむことで、それが自分らしい人生につながっていく」というメッセージをお伝えしました。こちらの中学校でも、個人+グループトークを行ったですが、中学生とは思えないしっかりした意見や、大人たちへの鋭い質問も飛び交い、大人も子どもも関係なく学び合いができるような時間を過ごすことができました。

このように、各学校のキャリア教育の進捗、教育方針やスローガン、授業と絡めた内容設定など、それぞれのご担当者さまからリクエストをお受けしながら、柔軟にプログラムの設計をしております。

先生や生徒のみなさんからの感想

これまでに、主に都立を中心とした中学校や高校にて開催をさせていただいたのですが、大変ありがたいことに、毎回嬉しい感想を多数ちょうだいしております。

今日はその中からいくつか抜粋してご紹介いたします!

▼Tさん(高校教員・男性)
「普段知り合えないようなユニークな生き方をされている方々からお話を聞けて、生徒はもちろん、私たち教員にとっても学びの多いプログラムでした。若いうちからいろんな価値観に触れるのは本当に大切だと改めて感じました。」

▼Sさん(高校2年生・女子)
「日頃、両親、学校の先生、塾の先生くらいしか大人に会えないので、これだけ広い価値観に触れられたのはとても価値のあることだと思った。まだまだ進路が固まっているわけではないけど、今回聞かせてもらった話を活かして、これから自分にとってより良い進路を選んでいきたい。」

▼Hくん(高校1年生・男子)
「自分は将来会社員になるのかなぁと何となく考えていたけど、今回のプレゼンターのみなさんのように、自分で仕事を作ったり、好きなことで生きていくという人生もあることを知って、会社員以外の道も考えてみようと思いました。また、プレゼンターのみなさんが元気に明るく自分の人生について語る姿がかっこいいと感じました。」

▼Dさん(中学1年生・女子)
「大人のみなさんの中学時代の話が面白かった。部活や趣味も、続けていると仕事になるんだということがわかったので、自分の好きなことを大切にしようと思えた。」

学校、家庭、習い事などの環境ではなかなか出会えない大人から、生の話を聴ける機会というのが、子どもたちにとってはもちろん、先生方にとってもメリットになっているということが伝わってきて、大変やりがいを感じます。

プロジェクター、スクリーンなど、基本的に学校に配備されている機材と安定したオンライン環境さえあれば、あらゆる学校現場での実施が可能です。

本プログラムの導入にご関心がありましたら、お気軽に以下のお問い合わせフォームまでご連絡ください。

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