Vol.326 「300万円の『目に見えない』使い方」 | NPO法人コモンビート
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Vol.326 「300万円の『目に見えない』使い方」

チーム311プロジェクトを立ち上げて、震災支援を打ち出したコモンビート。
持ち出しで約300万円をこのプロジェクトにあてた。
さて、300万円をどう使うのが一番よいのか。
今回思い切って「バス代」に使った。
復興支援ボランティアに向かう往復のバス代をコモンビート負担にしたのだ。
一部に反対されたが、それでもこの計画を押し切った。
8週間連続で出す週末ボランティアバス。
それでお金が飛んでしまうとなると確かに不安もあった。
お金を使うとき、目に見える物資など、「形に残るもの」にしたほうが安心するからだ。
最初のほう、この使い方が果たして正しかったのかまだ確信できなかった。
でも回を重ねるごとに参加者が増え、無関心だった人たちが被災地に足を運ぶようになった。
また、被災地での活動をとおして、現地の方たちとも心を通わせることができた。
その結果、かっぱ祭りへの出演依頼まで受けたのである。
「落ち込んでる人たちにお祭りで元気を与えてください。」
私たちを頼りにしている現地の人たちがいる!
私たちの歌や踊りが誰かの力になる!!
それを実感したお祭りでした。
300万円の使い道。バス代で飛んじゃったわけじゃない。
たくさんの「心を運ぶ」ことができました。
心を運び、希望を運んだバスでした。
プライスレスな価値があったと確信しています。
後日、「コモンビートは先見の明があった」と、無料バスを反対していた「先輩団体」からほめられました!!