日本NPO学会第26回研究大会で優秀発表賞を受賞しました! | NPO法人コモンビート
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日本NPO学会第26回研究大会で優秀発表賞を受賞しました!

2024年6月15日(土)・16日(日)に開催された「日本NPO学会第26回研究大会」で、コモンビートの研究室が「優秀発表賞」を獲得しました。

「人が自発的に集まるボランティアマネジメントについての考察〜NPO法人コモンビート『ウェルカムキャスト』を事例に〜」というテーマで、コモンビートのミュージカル公演の会場運営を行うスタッフ「ウェルカムキャスト(以下、ウェルキャス)」の取り組みについて発表をしました。

59期東京公演のウェルキャスを対象に調査を行い、「人が自発的に集まるボランティアマネジメントとは何か」「ウェルキャスの恩送りの仕組みがどのような動機から成り立っているのか、なぜ継続するのか」という観点から分析し、以下の結果が出ました。


・ウェルキャスの特性として、NPOのボランティアへの参加動機として比較的多い「利他性」や「社会参画意識」よりも、地域コミュニティで多くみられる「コミュニティへの参画意識」が強い

・ウェルキャスの参加動機は、単一ではなく複数の要素で持ち合わせる傾向がある

・ウェルキャスの参加インセンティブは、金銭的報酬以外の複数のインセンティブを享受しやすい仕組みとして、運営全般がデザインされている

・ウェルキャスへの参加が、アルムナイコミュニティとしての機能があり、経験者だからできる会場運営という形で、恩送りを果たす役割として捉えられている


調査へご協力してくださった皆さま、ありがとうございました。

引き続き、研究室はコモンビートの価値を社会的文脈から捉えて、可視化する活動を続けていきます。応援のほど、よろしくお願いいたします!