もざいくプロジェクトスタッフの北原太志郎(だいしろー)です。
8月27日(土)・28日(日)に行われた第1回目の交流ツアーの様子が中日新聞と南信州新聞に掲載されました。以下、ご覧ください。
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中日新聞 2011年8月28日
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「都会の若者に地域を紹介」阿智 交流深め舞台制作へ
東京など都会の若者と阿智村の住民が交流しながら舞台を作り上げる「もざいくプロジェクト」の交流ツアーが27日、同村で始まり、都会からの参加者が地元住民と触れ合った。
東京都のNPO法人コモンビートが呼びかけて東京や名古屋などから約40人が参加、村内の6地区で28日まで民泊し、村内散策や防災訓練などの地元行事に参加しながら、舞台の大事を探す。
同村中央公民館では、若者や地元住民が集い、北海道から九州まで出身地域ごとに並ぶ遊びなどを通じて、うち解け合った。続いて、各地区に分かれて、地元住民の案内で地域内の魅力などを探した。
コモンビートスタッフで、プロジェクトのリーダー、北原太志郎さんは参加者に「人間同士のつながりの中でいろいろな発見があり、自分の中でかみしめて舞台にしていってほしい」を呼びかけた。交流ツアーは毎月開き、11月6日に阿智祭でその成果を披露する。
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南信州新聞 2011年8月30日
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「阿智村 都市の若者が元気注入 もざいくプロジェクト 6地区で交流ツアー始まる」
都市部の若者と阿智村民が、村内6地区の魅力を舞台パフォーマンスで表現する「もざいくプロジェクト2011」の第1回交流ツアーが27、28日の両日に村内一帯で行われ、首都圏と中京圏の若者45人が各地区の魅力と人柄に触れながら、関わった村民に元気を注入した。
阿智村と交流を続ける東京のNPO法人「コモンビート」関係者と村内有志でつくる実行委員会、公民館が、村制55周年記念事業として行う試みで、3回の1泊2日交流を通して地域の魅力の再発見、情熱の生まれる場づくりなどが期待されている。
中央公民館に集まった若者たちは訪問する地区ごとに分かれると、住民と一緒に楽しいゲームで打ち解けてから、他チームのエールに送られて各地に散った。
浪合地区には愛知と岐阜、東京、高森町の男女7人が訪れ、初日は地名の由来とされる川の合流地点、宮内庁が管理する尹良(ゆきよし)親王の墓がある浪合神社、住民全員の学び舎と位置づけられる浪合学校(小学校)、シイタケ栽培などを住民、実行委員10人と訪問。夜は「日本一」の星空を観察した。
2日目は防災訓練とトンキラ農園での作業を体験してから、浪合関所や蛇峠山、信玄のろし台跡、治部坂高原を散策。訪問先で出会った住民にも積極的に声を掛け、笑顔を引き出した。
中高年の住民はガイド役を務めつつ、好奇心旺盛でバイタリティのある若者たちとニックネームで呼び合いながら行動するにつれ、若者との一体感を自然に強め、新鮮な驚きの声や表情に笑みを浮かべていた。
将来は自然豊かな田舎で暮らしたいという愛知県東海市在住の加藤祐子さん(31)=神戸市出身=は、「田舎の暮らしをより身近に感じたい」と参加。「学校周辺は幼児からお年寄りまでが交じり合えそうで、都会にない良さがある。こういう所で子育てをしたいと思った。豊かな自然と歴史も魅力的で、話はすごくためになった」と話していた。
シナリオは6地区ごとにつくり、11月6日に開く阿智祭の中で発表する。