衣装製作ウラ話 | NPO法人コモンビート
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衣装製作ウラ話

こんにちは、いよいよ本番を明日にひかえ、胸の高鳴りがおさまりません、さくらよさこいスタッフの糸井茂裕(しげお)です。

本番直前ということで今週お送りしてきた、さくよさ特集。
ラストを飾るのは、衣装部さんによる興奮の衣装PRです。

鼻息荒くお答えいただいたインタビューの様子をお楽しみください。
衣装部
(以下、「しげお」=「し」、「衣装部」=「衣」

 

・今回の衣装は、どんなイメージでデザインされたんですか?

「演舞コンセプトの『ヤマタノオロチ』をテーマに、以下の想いを取り入れました。

『繋ぐ』
背中に刻まれた『鼓動』の文字は、2年前のさくらよさこいと同じ物です。当時メンバーだったみんなの思いも背負うっていう、覚悟の現れでもあります!
他のチームとかぶりたくない、『鼓動といえば、コモンビート』っていうシンボルもほしかったですしね。

『シンプル』
一体感を大重要視し、法被はシンプルなデザインにしました。曲のイメージ、ヤマタノオロチのイメージもそうですけど、何よりもシンプルな方が振りがより際立つし、全員が着てあの振りを踊ったら、シンプルさが迫力を引き立てるので!
また、法被をシンプルにすることで、よりみんなの表情に目が行くようにも仕向けています。
表情がはえて、誰でもイケメンになりますよー(笑)
ちなみに、袖の十字模様は戦いの傷痕をイメージしています!」
「なるほど、あえて派手さを求めないところに、衣装部の想いやりがつまってるんですね!
それではデザインについて、もう少し踏み込んで聞いてみます。」
法被

 

・衣装のこだわりポイントなど、ありますか?

「隅々までこだわってます。いや、ほんまに!!!
法被の色は、ヤマタノオロチというか、ヘビの色をイメージしてます。
そして、法被をシンプルにした分、下のパンツは派手にしました。はい、今年流行りの柄パンツです!
さくらよさこいバージョンは花柄でもギンガムチェックでもなく、無数の目が貴方を見つめます(笑)
こちらも、どことも被らないような、インパクトのある生地を選びました。
実は一度惚れ込んだ生地が生産中止になってたっていう裏話もあるんですけど、代案の生地ながら、インパクト大です!
長半纏なので、派手でも引き締まりますよー!」
「確かに、パンツ生地の柄みた時は、キャスト一同ちょっとざわついてましたもんね(笑)
僕も長半纏、好きですよ。足元が動きやすいですし!これ以外にもたくさんの工夫がつまってると思うんですけど、たくさん悩んだこともあったんじゃないでしょうか。」
パンツ

 

・衣装制作にあたって、一番苦労したことはなんですか?

「仕事しながら、業者との連絡を交わしていくことですかね。なんせ時間がなかったので、焦って焦って…
あ、あと、予算(笑)

そういえば、有給取っての生地探しツアーなんかもやりました!
衣装部みんな20時越えての仕事が多い中、よく頑張ったと自負してます(笑)

あと、衣装部というよりみんなが苦労したことかなと思うんですけど、パンツ作製ですね、
今回は全員が一からパンツを作ることにしました。
みんな、衣装に愛着をもってほしかったし、自分が作ったもので踊ってほしかったので。
まあ、今だからカミングアウトしちゃいますけど、衣装部が納得するパンツがなかったからっていう理由もありますね(笑)

得意不得意はやっぱりあるから、私たち以上に苦労したキャストがいると思います。
でも、みんなが衣装時間に会話をして、協力して作業してる姿はめっちゃ嬉しくて、忘れられません。
みんなが協力してくれたことには、ホントに心からお礼言いたいです!
みんなで作れた事がめっちゃうれしかったですー!!」
「そういや、『パンツは自分で作ります』っていう発表があった時、血の気ひいてる人もちらほらいましたよね。作るなり助けを求めるなり、キャストのみんなも少ない時間の中でよく頑張りました!
それだけ思い入れのある衣装になったんですから、お客さんにもしっかり見てもらわないといけませんね。」

 

・本番お客さんに注目してほしい部分があれば、教えて下さい

「もうとにかく前も後ろも全体!全て注目してくださいー!!
みんなのイケメンぶりも、衣装着たみんなのアピールぶりも、とにかく全部全部!!
曲の静と動に合わせて衣装の雰囲気がガラリと変わるのも注目ポイントです!」
「ものすごいプッシュの仕方ですね…!そんな勢いでこられると、もうなんでもできそうな気分になっちゃいます!!
最後の質問、いいですか!」

 

・この衣装きたら、僕でもオロチに勝てますかね?

「無敵衣装ですから、余裕で勝てます!笑」
「しゃぁ!!」

ということで、なんだかインタビューが終わるころには、体格が1.5倍くらいになった気がしたのでした。
たくさんの努力と想いが詰まったこの衣装が、本番ではきっと京都中で鮮やかに映えわたることと思います。
先人たちの鼓動を背中で受け継ぎつつ、自分たちらしい新たな鼓動を胸に刻み、京都を湧かしてきます!

目印は背中の「鼓動」とド派手なパンツ!!
応援に来てくださる方々、僕たちをお探しの際は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
2人

さくらよさこいスタッフ 糸井茂裕(しげお)