もざいくスタッフインタビュー 北原太志郎(だいしろー)さん | NPO法人コモンビート
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もざいくスタッフインタビュー 北原太志郎(だいしろー)さん

daichiro1.jpgもざいくスタッフ名古屋市在住の原佑理子(はらゆり)です。
名古屋はもう半そでで十分な暑さです。でもきっと、まだ阿智村は羽毛布団で寝ていることでしょう。
さて今回は、昨年もざいくプロジェクトを立ち上げた北原太志郎さん(だいしろー)にインタビューしました。
今後もこのもざいくプロジェクトに関わる人たちの人物像をお届けできればと思っています。


★いつからコモンビートにかかわっているんですか?
コモンビートに初めて参加したのは、5期(東京)。
それから6期チーフディレクター→8期プロデューサー→12期ブラピ→15期演出スタッフをやりました。そして、今は、もざいくプロジェクトスタッフという感じです。
★どうしてもざいくプロジェクトをやろうと思ったんですか?
2009年に阿智村で「NACATOPIA」(※)を上演したんだけど、その時に阿智村の人たちが、実行委員会「NACATOPIAをよぶ会」を立ち上げてくれて、現地の方々と一緒に1つの公演を創り上げることができて、すごく感動しました。これは間違いなく”伝説”になると思いました。でも、1回限りの”伝説”で終わらせるにはあまりにもったいない!!
それほどの情熱と感動が、阿智村民・コモビメンバー双方に渦巻いていました。
それで、昨年、阿智村の人たちともう1度何かをしたいと思い、立ち上げました。
あと、阿智村の方々は、まず自分達が楽しむという姿勢を大切にしていると思いました。これはコモンビートと似ているなと感じ、その楽しみをどんどん広げて生きたいと思います。
 
※コモビの5周年記念合宿(2009年5月)での披露を目標に制作されたオリジナルミ
ュージカル
★昨年やってみて一番心に残っていることはなんですか?
もざいくプロジェクトでは阿智村ツアーが何回かあり、夜は各家庭に民泊します。
それで、ある家庭に泊まった日のこと、ハチの巣採りに連れて行ってくれました。
そのときのことが一番印象に残っています。
採ってきたハチの子を、煮たり揚げたり、生でも食べちゃいました!!
いやぁ、気持ち悪かったぁ!!!!
でも、その民泊した家に隣近所の人が集まってきて、お酒を飲みながらいろんな話を夜中までしました。そのときの雰囲気がすごくよかったんです!
あと、 作品作りはすごく大変でした。
数回行っただけで形あるものを創れるのかすごく不安でした。
でも、キャストが感じたことを、うそ偽りのない言葉で、素直に表現した1つの詩ができました。それが「心の道」。
大変だったからこそ良いものが出来ました。阿智村の方々と交じり合った確かな証がこの歌に集約されていると思います。
★今年特に力を入れたいことはなんですか?
一番チャレンジしたいのは、阿智村の多様性をより深く感じるプログラムにすることです。
阿智村といっても地域ごとに文化の違いがあることが分かりました。それを感じるた
めに、今年は村内を6地域に分けて、各地域ごとにどっぷりとつかり、深いつながりを創っていきたいです。
決して表面的なものではなく、地域に根付く個性を探り出したいです!!!
それにはもっと地域の方々の協力が大事だと思います。このプロジェクトをやる意味をもっと発信していきたいです。
そして、団体(コモンビート)と団体(阿智村)とだけではなく、ひとりひとりがどれだけつながれるか楽しみです。
★最後に一言お願いします。
去年は種を植えた感じです。それを今後どこまで育てられるのかすごく楽しみです。
そのために今年はまた新たな一歩を踏み出すんだ!!という新鮮な気持ちでいます。
初心を忘れずに、去年の成功を今年に、そして未来につなげていきたいです。
北原太志郎(だいしろー)さんありがとうございました。
熱い思いがビシバシ伝わってきました。
ちなみに北原太志郎(だいしろー)さんは今年、東京からおばあちゃんの家がある長野県松川町に引っ越されたそうです。
阿智村からも車で30~40分ほどの場所。
インタビューした時は、ちょうど、自転車で一面周りは田んぼという道を走っていたそうです・・・。
daichiro4.jpg daichiro2.jpg daishiro3.jpg
もざいくプロジェクト2011は走りだしたばかりです。
今後にご注目ください。