【なお】ホームステイ!! | NPO法人コモンビート
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【なお】ホームステイ!!

nao_050101.jpgこんにちは、原田尚弘(なお)です。
チェコのプラハから、スイスヴァインフェルデンという町に来ています。
酪農が盛んな町で、緑が多く自然の美しいところです。
少し肌寒いけど過ごしやすい気温、東京の3月下旬ごろの気温です。
今日はホームステイについてお伝えしたいと思います。


UWPでは、訪れた先でホームステイをします。
新しいホストファミリー、ルームメイトは現地に到着するまで知らされません。
そして、ルームメイトはいない場合もあります。
新しい土地に着いたら、ホームステイ先の発表。
新しい土地、新しいホストファミリー、ドキドキワクワクの瞬間が始まります。
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そしていよいよホストファミリーとの対面。
ホストファミリーとの対面にはホストコードというものが用意されています。
いわゆるキーワードみたいなもので、これを元に新しいホストファミリーを探します。
ホームステイが始まると、生活様式は様々。
ホストファミリーの生活が基準となります。
これは訪れた先でも違うし、同じ地方でも家族によって異なってきます。
新しいホームステイが始まった翌日にはキャスト同士で「あなたのホストファミリーはどう?」と言った会話をよく耳にします。
そう、他のキャストと話をすることで、その土地の生活様式を把握できるのです。。
ホストファミリーは、素晴らしい家族が多く、彼らから多くの事を学べます。
日本の家族とは違うところも多く、驚くことも多いです。
僕が訪れた家庭では、どこも共通して、全員が揃う前に食事を開始する。
「頂きます」という言葉がないせいか、欧米の家庭では個人個人で勝手に食事を開始するようです。
最初のころは皆が揃うまで待っていたのですが、「食べ始めていいよ」なんて言われてどうしようか困っていました。
ホストファミリーと話をすればするほど、文化や考え方の違いが解って面白いです。
ホームステイの魅力だと思います。
さて、このホストファミリーですがたまにハズレを引くことがあります。
「ハズレを引く」という言葉は適切ではないかもしれませんが、全てのホストファミリーが素晴らしいとは限りません。
問題のあるホストファミリーもあり、途中でステイ先の変更を余儀なくされるキャストもいます。
僕もアメリカ・フロリダ州フォートローダーデールにいた頃、酒癖の悪いホストファミリーに当たり、ルームメイト共々途中で家を追い出されてしまいました。
まだまだ英語も未熟な頃でとても困惑しましたが、こういったピンチを切り抜けた経験は確実に僕の成長の糧となってくれているはずです。
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一緒にステイする仲間、ルームメイトの存在はとても大きいです。
いろいろ協力し合うことも多く、相手をより深く知る良い機会になっています。
新しい場所での交通面では苦労することも多く、こんな時にはお互いの存在がとても心強く感じます。
困難に直面した時にこそ、相手のありがたさ、知らなかった一面が解ったりして、より良い関係を築けます。
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UWPでは、基本的に週1のペースで休日が用意されており、ホストファミリーデーと呼んでいます。
ホストファミリーと過ごす1日です。
どんな1日を過ごすかはホストファミリーに依存する部分が大きいですが、ホストファミリーとの思い出作りにもなる素敵な1日です。
ホストファミリーもその土地を案内しようと、一生懸命準備してくれていたりして、それがまた嬉しいです。
ここ、スイスでは山の頂上に連れて行ってもらいました。
ちょうど僕が落ち込んでいる時期だったのですが、大自然のパワーに随分と癒されました。
落ち込んでいた内容に関してはまたの機会に話したいと思います。
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最後にホストファミリーブックというものを紹介します。
これは訪れた先の思い出を綴るものですが、ホストファミリーからコメントを書いてもらったりして、段々と重みが増していきます。
何を書いてもらうかは人それぞれですが、僕はコメントと住所等を書いてもらっています。
そして時々絵葉書を送るようにしています。