【パプワ】復興支援ボランティア報告<石巻市> | NPO法人コモンビート
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【パプワ】復興支援ボランティア報告<石巻市>

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おっす!久保田晃成(パプワ)です!!
4月1日~9日、宮城県石巻市でボランティア活動をしてきました。


私達は、石巻専修大学を拠点とし、約90人のボランティアチームで一週間共に動き、
生活をしてきました。
そして、5~6人の小グループに分かれて、毎日役割を与えられ現場に向かいました。
私は、小グループのリーダーをやっていました。
一週間で色々な事をしました。
炊出しデリバリー、炊出しの調理、泥撤去作業、瓦礫撤去作業。
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振返ってみれば、復興に行ったつもりが、
何だかインプットが多く非常に学びの多かった活動でした。
マニュアルに無い、臨機応変な行動力が試される場でした。
今回は、印象的だった出来事を報告します。
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瓦礫撤去作業のため、一軒のお宅を訪問しました。
とても、綺麗なお家で自宅の隣でエステを開業しているほどの家柄でした。
作業内容は、津波で荒れに荒れている自宅の倉庫を整理する作業です。
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全ての物というモノはヘドロだらけ…。
しかし、被災者にとってこれはゴミではない。
私達の判断では仕訳ができない。
ということで、奥さんに仕訳の声がけをしてもらい、私達は作業に徹することの提案に行った。
すると、「全部捨ててください!!」
と言ってくれた!
とても、作業が楽になったが、倉庫から出てくる物は、
まだ使えそうな道具やら思い出の家族写真やら…。
さすがにメンバーは、全部捨てていいと言われたものの、
奥さんに確認を取りながら作業を進めた。
しかし、私は何か違和感を感じた。
ということで、奥さんとコミュニケーションの中で、3月11日の時の状況を聞いた。
結果。旦那さんと娘さんは、この災害によって津波に流されてしまったとの事。
だから、思い出のモノを見るのが辛く、全て捨てて欲しいとの事でした。
違和感を感じて行動できて良かった…。
直ぐにメンバーにシェアして、作業を再開した。
その際、会話のひとつひとつに気を配りながらコミュニケーションをとった。
無事に、お互い良い形で一日を終えることができました。
連絡先も交換して、また石巻に来ることを約束した。
結果、お互いいい関係が作れたと思います。
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この1週間。行く先々で感謝され、私達も達成感を得ていたので、
きっとチカラになれたのではないかと思います。
とにかく、復興活動はまだまだ時間がかかることは間違いありません。
そして、私達が行ったのは石巻市。まだ他の街も人のチカラが必要とされている。
この出会いに一生付き合って生きます。
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