自己表現を通じて「自分らしいキャリア」を考える 〜 汐路中学校・中学2年生向けキャリア教育プログラム 〜 | NPO法人コモンビート

自己表現を通じて「自分らしいキャリア」を考える 〜 汐路中学校・中学2年生向けキャリア教育プログラム 〜

2025年度、名古屋市教育委員会が推進する中学生向けキャリア教育プログラム「ミライトラベルLAB」。その授業のひとつとして、名古屋市立汐路中学校の中学2年生80名がミュージカルを通じて “自分らしいキャリア” を考える授業に挑戦しました。

ただ踊るだけではなく、2週間でひとつの舞台を、自分たちで創り上げる。
仲間との対話、試行錯誤、本番の達成感。
その経験を通して、生徒たちは「自分らしさ」や「将来の生き方」を考えていきます。

今回は、NPO法人コモンビートが担当したキャリア教育プログラムの様子を、生徒たちの変化とともに紹介します。

「表現」って、なんだろう?

今回の授業では、ミュージカルを通して表現することを体験します。参加者全員でひとつの作品を創り上げ、「本番」という舞台を目指すプロセスを大切にし、練習を重ね、仲間と試行錯誤しながら、最後に発表する時間が設けられています。

ですが、ここでいう「表現」は歌やダンスだけではありません。

  • 仲間にかける言葉
  • 自分の選択
  • チームのための行動

その一つひとつが自分らしさの表現だと、コモンビートは考えています。

作品をつくる過程では、仲間との対話を何度も繰り返します。

正解も不正解もない環境の中で、

  • 自分たちで創り上げる主体性
  • 仲間と共に試行錯誤する創造性

に触れながら、「自分らしい表現とは何か」を探していく時間となりました。

「自分たちで創る」からこそ生まれる達成感

この授業の特徴は、舞台づくりをすべて生徒主体で進めることです。
ダンスの立ち位置やフォーメーション、入退場の動きも、生徒たち自身が考えます。

本番に向けて、生徒たちはチームごとに話し合います。
「どんな本番にしたい?」
「私たちのチームらしさって何だろう?」

目標もさまざまです。
「とにかく笑顔で頑張りたい!」
「動物になりきりたい!」

練習が進むにつれて、生徒たちから次々とアイデアが生まれます。
「こんなポーズにしたい!」
「こうしたらもっと伝わるかも!」

そして迎えた本番。
先生や保護者が見守る中、生徒たちだけで舞台に立ちます。
わずか2週間で作り上げたステージ。

笑顔で、全力で、堂々と。
それぞれが自分らしく表現する姿がありました。

本番のあと、生徒たちが言葉にしたこと

本番後の振り返りでは、

  • 自分の中で見つけた新しい発見
  • 仲間の素敵だと思ったところ

を言葉にして共有しました。

「人の前に立つのは嫌だと思ってたけど、楽しかった」
「本当は人前で発表するのが好きだけど、好きだと言えなかった。
 でもやっぱり楽しかったから、こういうことがしたいんだと再認識した」
「自分で自分に頑張ったなって思う」

表現する経験を通して、生徒たちは自分の中で見つけた発見や
仲間への想いを少しずつ言葉にしていきました。

大人のリアルなキャリアに触れる

最終日には、これまで一緒にダンスを練習してきた大人たちのキャリアについて聞く時間があります。

参加しているのは、

  • 大学生
  • 社会人
  • 子育て世代
  • 50代の社会人

など、さまざまな背景を持つメンバー。

それぞれが「中学生から今まで」のライフチャートを共有しながら、自分らしい選択や人生の転機について語りました。

生徒たちは真剣な表情で耳を傾け、次々と質問を投げかけます。

「事業を失敗したときお金がなくて不安にならなかったの?」
「やりたいことが変わったときはどうしたらいいですか?」

大人のリアルな経験を聞くことで、
生徒たちは自分の将来像をより広く想像する時間を持つことができました。

自分らしいキャリアを考える時間

このプログラムを通して生徒たちは、

  • 自分の好きなこと
  • 仲間と創る楽しさ
  • 人それぞれの生き方

に触れていきました。

そして最後には、
「自分は何を大切に人生を歩みたいのか」
「そのために「今」頑張りたいことは?」
を自分の言葉で考え、宣言します。

生徒たちが自分の軸と出会う時間でもありました。

授業のあと、子どもたちからはこんな感想をいただきました。
「人生楽しむのが大切。楽しそうだったらやってみる。」
「自由に体を動かして表現する楽しさをこれからもっと知れたらいいなと思いました。」
「未知の領域へ踏み込んでチャレンジしていきたいです。」


キャリアとは、
将来の職業を決めることだけではありません。

どんな人と関わり、
どんな時間を大切にし、
どんな自分でいたいのか。

その問いに向き合うことが、
自分らしい人生をつくっていく第一歩になります。

仲間と作品を創り上げた2週間。

その経験が、生徒たちにとって
「自分の軸」を見つけるきっかけになっていたら嬉しく思います。


訪問授業の概要

実施日

  • 1セット目:2025年9月4日・11日・18日
  • 2セット目:2025年11月27日・12月4日・11日
  • 3セット目:2026年1月15日・22日・29日

実施場所

愛知県名古屋市立 汐路中学校 

対象

中学校2年生 80名

実施団体

NPO法人コモンビート

テーマ

ミュージカル × キャリア
〜歌って踊って感じる、自分らしいキャリアの在り方〜

目的

  • 地域を活性化する担い手とは何かを考える
  • 多様な大人と創る経験を通してキャリアの選択肢を広げる
  • 仕事だけにとどまらない人生の楽しみ方を伝える

こんな学校におすすめです

  • キャリア教育に“体験”の要素を入れたい
  • 探究学習をもっと生徒主体にしたい
  • 表現活動を通して自己肯定感を育みたい
  • 多様な大人と出会う機会をつくりたい

プログラムの詳細設計や導入事例については、個別にご説明いたします。
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