“やって”から“観る”、新しいミュージカル体験!第60期名古屋公演「舞台のシーンに飛び込もう!〜世界のダンス教室〜」開催レポート | NPO法人コモンビート
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“やって”から“観る”、新しいミュージカル体験!第60期名古屋公演「舞台のシーンに飛び込もう!〜世界のダンス教室〜」開催レポート

7/6(土),7(日)に名古屋市公会堂にて「舞台のシーンに飛び込もう!〜世界のダンス教室〜」を開催しました!

この企画は、同日に同会場で行われていたミュージカル「A COMMON BEAT」第60期名古屋公演のタイアップ企画として、同公演を鑑賞する18歳以下の子どもとその保護者を対象に行われました。

通常、会場に足を運ぶ子どもたちは、ミュージカルを「鑑賞する」機会しか無い中で、舞台のワンシーンを実際に「体験する」機会を作りたい!という想いから、本企画を開催することになりました。

当日は3回の公演前にそれぞれワークショップを開催したのですが、合わせて300名ほどの親子が参加してくれました。

当日の様子を少しお届けします!


会場に到着した子どもたちはソワソワ緊張気味…。

まずは受付にて、今回限定オリジナルの4色のスカーフを受け取り、それぞれ腕や頭に身に付けます。スタッフに手伝ってもらいながら、少しずつ打ち解ける様子が印象的でした。

しばらく自由に動き回っていると、突然始まったウォーミングアップタイム!前でリードするスタッフの見よう見まねで身体を伸ばしたり、ポーズを取ったりする参加者。身体を動かし始めると心も身体もほぐされて、すぐに自由な表現ができるのは、子どもたちの豊かな感性を感じました。

ミュージカル「ア コモンビート」の世界観の説明を聞いた後は、この後みんなで踊る「赤大陸のテーマ」というナンバーを、当日のスタッフが披露!

そして遂にみんなでダンス!

「情熱の赤大陸」を力強いステップや、みんなでかけ声を叫ぶことで表現しながら、あっという間に完成!

子どもたちの元気さと吸収の速さに驚きながら、一緒に参加している保護者の方々はヘトヘト…。

少し休憩した後は、受付で配られたスカーフの色ごとに、4つのグループに分かれてダンス!

ブラジルのサンバ・ロシアのコサック・南アフリカのガンブーツ・日本のよさこいという、作中に登場するそれぞれの国の伝統的なダンスを体験しました。

「このダンスは元々、会話を禁じられた人々が長靴を叩いてコミュニケーションしていたものなんだよ」といった振り付けの背景を聞き、子どもたちは踊りながら今までに触れたこと無い文化を身体で感じている様子でした。

その後はお互いのダンスを発表…!

それぞれ緊張しつつも踊りきり、他のグループから温かい拍手をもらった瞬間に笑顔が溢れ、コモンビートの100人100日ミュージカル®プログラムの練習の1コマと重なる瞬間でした。

次の「言葉をこえて」というナンバーでは、「手話」を使ったダンスを体験しました。

ここまでのダンスパートは負荷が強くてなかなか参加できなかった保護者の皆さんも、手話が中心のこのナンバーは、気軽に一緒に参加できるということで、子どもたちからも「一緒にやろー!」と声かけをしている様子がとても素敵でした。

最後は子ども・保護者・スタッフ全員で1つの円を作って「言葉をこえて」を披露。手話や表情を通して、まさに言葉をこえたコミュニケーションを感じた瞬間でした。

最後は今日体験した全てのナンバーを合わせたミニショーを実施!

子どもたちのパワフルさと周りと打ち解ける柔軟さ・保護者の皆さんの温かさと新しいものに飛び込む好奇心に支えられ、あっという間の1時間でした。

ワークショップ終了後には「次は別のダンスをやりたいからまた参加する!」という子どもがいたり、参加した保護者の方から「今から観るミュージカルが何倍も意味あるものに、楽しみなものになりました!」という声を頂いたりと、とても価値のある時間となりました。

今後コモンビートが創りあげる未来に、たくさんの子どもたちと一緒に舞台に立っている、そんなことがイメージできる大きな一歩目となった企画でした。

ご好評頂いた本企画は、今後各地域で行われるコモンビートの公演に合わせて開催を予定しております!

ぜひ、「鑑賞」だけでなく「参加」の機会として、こちらのワークショップへのご参加をお待ちしております!