家族をアップデートする See the difference〜次世代議員と考えるパートナーシップ制度と「家族のかたち」〜開催レポート(後編) | NPO法人コモンビート
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家族をアップデートする See the difference〜次世代議員と考えるパートナーシップ制度と「家族のかたち」〜開催レポート(後編)

4月6日(水)、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)をテーマに、違いを知り、違いと出会い、違いとつながっていくための「See the difference」の第12回が開催されました!

東北の陸前高田市議の木村聡さんと盛岡市議の加藤麻衣さんをゲストに迎えたイベントの様子を、前回のブログに引き続きレポートします!

画面左上が木村さん、右上が加藤さん、下がモデレーターのスタッフです。

LGBTQとSOGI(Sexual Orientation Gender Identity)

性的マイノリティを指す言葉として多用されてきた「LGBTQ」に対して、近年「SOGI(ソジ)」という言葉が使われ始めています。

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SO:セクシュアルオリエンテーション(性的指向)。好きになる相手の性を指す
GI:ジェンダーアイデンティティ。自分自身を男性と認識するのか女性と認識するのか、あるいはどちらとはっきり決められない、どちらでもないなども含む。いわゆる「心の性」と呼ばれるもの。

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「LGBTQ」という用語は、彼らを一つのカテゴリーとして括り出し、その人が「異質な」存在、という印象を与えてしまう可能性があります。また、LGBTQ以外におさまらない多様な性を、なかったことにしてしまう懸念も。対してSOGIとは、すべての人が持っている、それぞれの性的指向あるいは性別に対するアイデンティティを意味することで、性的なあり方の問題を「すべての人が自分の問題として捉える」ことができるという側面があります。

参加者からは、「あらゆる可能性を想像して生きるってすごくエネルギーがいるし疲れることだなあと思います。でもそこで疲れないで、ある種楽して生きるのって、楽してる分、誰かにしわ寄せ行ってるってことなんだろうなあと思います。」という感想も漏れました。

「法制度」として認められることがなぜ必要なの?

人々の意識が変わることだけではなく、「法律」が変わることがなぜ必要なのでしょうか。

現在、日本ではLGBTQに該当する方は13人に1人の割合でいると言われています。しかし、なかなか声が上がらない。法改正も進まない。その理由は、そもそも仕組みがないからではないか、と木村さんはおっしゃいます。「仕組みがないから声があがらない。声をあげていただければ、仕組みができる。つまり、“にわとりとたまご”の話と一緒で、市民が声を挙げることも、行政が働きかけることも、その両方が必要なんです。ただ、僕は政治家だから、行政が責任を持つべきだと思っています。」

「民間がやるのではなく、行政や国がやるのでは、後ろ盾の強さが違うんです。制度がないが故に、LGBTQの人のライフステージはとても脆弱になってしまう。それはまるで足元が豆腐のように崩れやすい、不安定な状態なんです。そこにセメントを注ぐように、法律を整備することで、コンクリートに変えていく。私がしたいのはそううことなんです。」

最後に…家族ってなんだ!?

「人生100年時代」と言われる現代。「パートナーシップ」というのは、「セクシャルマイノリティ」に限ることではありません。事実婚など含めた様々なパートナーシップのかたち、特別養子縁組や「拡張家族」という新しい家族のかたちなど、今まさにパートナーや家族の定義が問い直されています。これだけ価値観が多様な時代、「家族のかたち」ももっと多様でいいのかもしれません。あなたにとっての「家族」とは、なんですか?

最後は参加者それぞれが明日からのアクションを共有!

欧米では、「家族は血縁ではなく、意思でなるもの」という認識が広まっていると言います。「家族の定義のアップデートは、幸せのかたちが増えるだけなんです。」と加藤さん。「誰もさみしくない社会に向けて、家族をアップデートをしていきたい。」と最後に語ってくださった木村さん、そして参加者のみなさん。それぞれにとっての「家族のかたち」を見つめ直す時間をありがとうございました!

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次回の4/20(水)開催のsee the difference のテーマは、「小さな一歩が広げるカラフルな世界」です。ぜひお楽しみに!

運営スタッフ 花宮香織(はな)