いつも、他人の目を気にしてしまう人がいる。
自信のなさ、劣等感・・・
他人を責めたり自分を責めたりして、自分の位置を確かめようとしている。
誰かを見下したり、あざ笑ったり、妬んだり・・・
自分を卑下したり、いじけたり、傷つけたり・・・
いつも自分と誰かを比較しないと
今の自分がどこにいるのか、わからないのかもしれない。
自分が人より劣っているような気がして
責められない自分の分だけ、人を責めているのかもしれない。
誰かの評価を下げることで
変わらない自分の位置が、上がったように感じるのかもしれない。
誰かと距離や位置を相対値で測っても、今いる位置はわからない。
同じ方向に相手が走っていると、その距離は縮まらないように。
自分の立ち位置がわかれば、誰がどこにいるなんてことは、何も気にならない。
自分より早く走る人を妬むこともなく、焦ることもない。
誰かが走ったからといって、自分が走る必要もない。
あなたは、あなたが走りたいときに、あなたらしく走ればいい。
それが遅くったって、不格好だって、いいじゃない。
走るのが苦手でも、きっと楽しく走っていれば、
一緒に隣を走ってくれる人も、見て楽しんでくれる人もいる。
相対値で生きるのは、もうやめよう。
自分の絶対値で生きるほうが、自分らしく生きられる。
誰かに依存することもなく、振り回されることもない。
だからといって、孤独に生きようということでもない。
みんなが絶対値で生きて、お互いを補完しあえばいい。
絶対値で生きることは、自信があるからじゃない。
でもきっと、絶対値で生きているうちに、自信がついてくる。
相対値から絶対値に変えて、素直に生きていこう。