本当のチカラ、つまり実力が発揮される時というのは、
案外、チカラが抜けているものです。
気負いでカラダがガチガチになっていると、思ったようにカラダは動いてくれません。
気持ちが逸りすぎると、一方的になったり攻撃的になってしまうこともあります。
かといって、単にチカラを抜く(手を抜く)ということではありません。
数値でいうなれば、95%くらいのチカラ加減で、まだ少し余力を持たせた状態のほうが、
本番で120%のチカラが出たりします。
その5%の余裕が、手抜きと思ってしまうほどストイックになっても、
結果、80%しかできなければ95%のままのほうがマシです。
本当のチカラは、自分さえも知らないこと。
だからこそ、伸びしろすらも自分の期待値として楽しむほうがいいものです。
いつでも楽しんで居られることが、一番、実力を発揮できる心理状態ではないかと思います。
5%の余裕は、ジャンプする時に直前で誰もが屈む(かがむ)ときの屈伸のようなもの。
本当のチカラを信じて、自分に余力の可能性を与えてあげるための5%です。