毎日が発見、毎日がチャレンジ | NPO法人コモンビート
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毎日が発見、毎日がチャレンジ

人からよく、「タフだね」と言われます。
自分でも、人より多少はタフかもしれないけれど、特にすぐれてタフだとも感じません。
でも、何かいろいろなことが起こった時に、いくつかの考え方が僕をタフにみせているのかもしれません。
最近、そんな話をした時の話を、少しまとめてみました。
 


 
・大きなプレッシャーに出会った時
私は割と「正面から受け止めようとしてしまう性格」なので、あえて真逆に「受け止めなかったらどうなるか?」という点から考えてみるようにしています。
自分では受け止めるかもしれないけれど、世の中には受け止めない人も居るわけです。
ですから、そういう人だったらどう考えて行動するのか?と考えてみると、他人の人生を疑似体験することができます。
その人生は間違いでもないでしょうし、むしろいい判断かもしれない。
自分にはない生き方にヒントを得ることで、たとえば、自分の肩に力が入っていたことに気づくことなどがよくあります。
責任感が強い人ほど正面から受け止めすぎますが、そればかりが正解というわけでもありませんね。
 
・突然、大きな問題が発生した時
突然起きた問題は、その後がどうなっていくのか?がとても気になります。
好転するのか?悪化するのか?・・・・未来が不確定だと、その分だけ不安になります。
最悪の事態を想定したくないという人もいますし、考えても無駄という人もいますが、私はできるだけたくさんの「最悪を想定」してみることが多いようです。
最悪を想像しているとエスカレートしてくるので、どこかの時点で「そこまでひどいことにはならない」ということに気がつきます。
そしてその問題の大きさが相対的に少し小さく見えるので、少し気持ちが落ち着きます。
「ま、命まで取られるわけではない」という感じです。
 
・想像を超えた/自分の知らないことが降りかかってきた時
子育てをしているとよく思うのですが、これまでの人生で学んだことがほとんど役に立たないことに気づく場面があります。
泣いている赤ちゃんを泣き止ませることすら・・・できないわけですから。
なんせ、初めて経験することですから、当然ながら勉強もしていません。
逆を返せば、そこまで何も知らないのですから、すべてが発見です。
まるで、大航海してさまよい、島を見つけたかのような体験をすることも日々の出来事です。
そんな体験ができるのは、唯一、テレビゲームの世界。
そう、ゲームのような感覚で1つ1つを発見しクリアしていく感覚で臨めば、だんだん楽しくなってきます。
大人になってくると、だんだん経験の使い回しで人生を楽(ラク)しようとしてしまいます。
自分磨きや習い事にお金を使うくらいなら、何か想像を超えた新しい環境に身を置くだけで、多くの学びが得られると思います。
 
・何をやってもうまく行かない時
そんな時は、その日を諦めます。
まあ、そんな日もあるし、うまく行かないときには何か理由があって、
無理に何かしようとしても、かえって事態を悪化させてしまうこともあります。
その理由は自分では気づかないけれど、何かあるのだと思います。
原因がわからないのだから、少しやり過ごすことも必要でしょう。
「やまない雨はない」てな感じで、早々に切り上げて寝ます。
☆ 
私は経営をしてきた経験からロジカルに物事を考えることも好きですが、かなり楽観的に考えて状況を(思考的に)遊ぶことが多いように思います。
もちろん、状況に向き合うことをやめても解決しないし、本当に何も考えずに「どうにかなる」と思っても何も解決しません。
そして、悲観的になっても何も改善には結びつかないし、悲劇のヒーロー/ヒロインになったところで、満足するのは自分だけのこと。
自分が持っている経験や知識などをフルに持ち出したところで、起こるすべてのことは新しい出来事なのだから、解決できなくても仕方がないのです。
出来事を経験にして次に解決できれば、それで良いのではないでしょうか。
 
どんな選択肢をとったとしても、誰にも正解はわからず、誰にも未来はわからない。
だから、「毎日が発見、毎日がチャレンジ」くらいの楽観的志向で乗り切っていくくらいが、ちょうどいいのではないかと思います。