演出は舞台上だけのものではない | NPO法人コモンビート
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演出は舞台上だけのものではない

ミュージカルでは演出がとても重要な役割を担います。
演出ができてこそ作品となり、見ている人に感動の伝わり方が変わってきます。
演出と聞くと舞台だけの言葉のようですが、実際には私たちの生活のあらゆる面で演出がなされています。
 
誕生日やクリスマスなどの行事はわかりやすい例でしょう。
相手を喜ばせようとプレゼントを出すタイミングや包装紙を凝ったりしますよね。
部屋を飾ったり音楽をかけたり、空間にムードを創り出したり・・・
いつもの殺風景な部屋でご飯を食べながらついでに「おめでとう」と言われるより、
そうした演出があると、受け取る人の感動が高まるのは間違いありません。
相手に想いを伝えたい、喜ばせたい、驚く顔が見たい・・・など、いろいろな意図がありますが、それを叶える1つが演出なのでしょう。
 
演出は、イベントだけのものでもありません。
何かを人に伝えたい、心を動かしたいと思う時には必ずといっていいほど必要になるでしょう。
採用などでの面接、仕事の交渉、挨拶、謝罪・・・・電話やメールを1つ書くのでさえ、演出は欠かせません。
自分の思いだけをとにかく叫び続けるのも、忍耐と体力があればそれもいいかもしれませんが、もっとそのエネルギーは目的に使われたほうが良いでしょう。
 
演出ときくと何だか、構えている、嘘をついている、着飾っているようなイメージがするかもしれません。
少なからずそういった面を感じることはあるでしょう。
ただ、自分の伝え方が伝わるものとは限りませんし、相手の望むものとも限りません。
嘘をつけ、と言っているわけでもありません。
ただ、相手の望むように演出してあげないと、伝わるものも伝わりません。
感情のままに、正義の名を借りて、「私の言っていることが伝わらない人はおかしい」と思っている人の話を聞いても、共感する気持ちはきっと湧かないでしょう。
 
心の中でそう思っている人は、そういう演出が出てしまいますからね。
 
セルフプロデュースという言葉があります。
主に自分自身をどう演出をしていくかを考えることですが、アーティストなどはそういったことをやっている人も多くいます。
私たちが普段の生活でも、髪型や化粧、洋服や鞄、その色使いや形など、様々な演出で相手にどういう印象を与えたいかを気にしながら生活をしています。
そして、言葉や身振り手振り、歩き方や姿勢など、第三者は総合的にそれらを見て、私たちは人の印象を決めますよね。
演出は何も舞台上だけのものではありません。
自分の人生を自身でどうプロデュースし演出できるか。
それが、自分の人生の満足感を決めることなのだと思いますし、日々を充実させることにも繋がるのだと思います。