私は普段、企業の経営やそのサポートをしています。
企業が使う言葉の多くに、軍事用語(戦争用語)が使われることが多くあります。
競争社会だから仕方がないといえばそうですが、私も使います。
たとえば、、、
・ 経営戦略、事業戦略、企業戦略、営業戦略
・ アタック、メール攻撃、ターゲット
・ 作戦、戦略、戦術
などです。
競争をしているのは企業同士です。
しかしある企業では、「顧客戦略」「顧客ターゲット」など、軍事用語をお客さんに向けて使っていることもあります。
お客さんは敵ではないのに買わせようとしているところに、少し強引さを感じます。
一方私は、NPOでのミーティングや経営をする場合、こうした用語を使わないよう努力をしています。
NPOは共感を生む事業です。
社会を味方につけていく活動です。
当然ながらNPO同士もライバル関係になることもありますが、基本的に協力をしあっていくものです。
淘汰より共存です。
ですから、ターゲットを決めて攻撃してはなりません。
共感して仲間になってもらうのです。
言葉は言霊です。
意識なく使ってると、相手を知らぬ間に敵だと思い込んでしまいます。
使わざるを得ないこともありますが、できるだけなら使わないでいたいものですね。