ピースボートは地球一周クルーズを実施していますが、地球一周以外にアジアを周遊するプロジェクトも実施しています。
通常は2週間程度ですが今回は1週間で、日韓交流を行いながら異文化交流をするプログラムです。
私たちコモンビートは今回、その船の上でパフォーマンスを作り発表するという公認プロジェクトを実施することになりました。
このプロジェクトの発端は2年前、同様のクルーズがありました。
ここではどちらかというとボランティア的に協力する形で乗船したのですが、その際にこのプロジェクトを実施しました。
それが再び実施することとなったわけですが、これは単に呼ばれて行くというプロジェクトではなく、今後、双方の団体が相互協力しこのプロジェクトを定期化しようという意思が込められています。
活動履歴を見ていただくとわかりますが、遡ること5年以上前の2001~2003年にピースボートの話が出てきます。
当時、もう一人の代表チュソンがピースボートにおいて、ミュージカルを英語教育の一貫として実施していました。
私もピースボートに乗ったことがきっかけで出会い、そして参加しました。
以前のコラムにも書いた5人は全員ピースボートに乗ったことがある経験者です。
私たちが団体を設立した頃は、そのほとんどがこのピースボートにおけるミュージカル参加者ばかりでした。
当時はほぼ全員と言っていいほどピースボート経験者でしたから、使っている言葉そのものが経験者でしかわらないものばかりです。
関わっている人も、ピースボートなのかコモンビートなのかさえあまり区別がついていないような印象をうけるほど、ピースボートの思い出話が会話の大半を占めていたのではないかと思います。
ですが、新しい仲間を迎え入れるにあたって、内輪での仲間意識が強すぎると排他的な印象を受けることに危機感を感じた私たちは、第一期以降、専門用語を使わないように注意し、自らのコモンビートというブランドの認知に努めました。
これは本当に苦労しました。
制限も強制もできない、だが新しい仲間を孤立させたくない。
私たちもついそういう話題に乗ってしまう・・・
私たちは、ピースボートが実施している活動にはとても共感し、一生に一度は絶対に乗ったほうがいい!と断言できるような体験だと思っています。
とても好きです。また乗りたいと思う気持ちもいっぱいです。
ですから、それを遠ざけるような行動をとることそのものは辛かったですが、自ら決めたことですから仕方ありません。
私たちは、ピースボートにおける活動ではなく、ミュージカルによる表現や仲間と作品を作り上げる場所を選んだわけですから。
それを良く思わない人がいることも承知していましたが、いつかこの活動を理解してくれる日がくるに違いないと信じていました。
現に、私たちはピースボートのような大きな団体の活動と比較されるほどの団体ではありません。
1年間に地球3周をしてしまうような事業を20年以上実施し、代表の方々も魅力のある方ばかりです。
私たちは自分たちがやることに必死だった・・・というのが本音ですが、どこか、いつかコラボレーションができる日が来たらいいなと思っていました。
今のメンバーは乗船経験者が少なく、ぜひ一度乗ってみたいという人がとても多いです。
そして今回、ようやくその第一歩となるプロジェクトが始動したといえます。
5年の時を経て、ようやく私たちも何とかヨチヨチ歩きから少しはまっすぐ歩けるようになり始めたところですが、自らの活動に自信を持ってプロジェクトに取り組む段階になりました。
今回は1週間ですが、クルーズは言葉で言い表せないほど貴重な体験です。
大地が動くというか、大きな寮が浮いているというか。。。
飛行機では味わえない、地球というスケールを肌で感じられる体験だと思います。
ぜひ、一度興味のある方は参加してみてください。
おまちしてます!