【週末留学 2021 Summer レポート】第1週目 韓国・デンマーククラスを終えて(いくみ) | NPO法人コモンビート
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【週末留学 2021 Summer レポート】第1週目 韓国・デンマーククラスを終えて(いくみ)

こんにちは。「Jump in 週末留学」のスチューデント(参加者)の中川偉久美(いくみ)です!外国語と異文化を主に学んでいる、現役大学生です。
実は私は今回が初めての参加ではなく、春に実施された「Jump in 週末留学 2021 Spring」にも参加しました。なぜまた参加しようと思ったのか、理由は大きく分けて二つあります。新しいモノの見方に出会えたことと、コーディネーターを含む参加者の皆さんの温かさが好きで、また帰ってきたいと思ったからです。まず、このプログラムには、年代を問わず様々な人がいます。
未成年の学生からシニアの方まで、まるで海外の大学のように幅広い世代の方々が集まっています。それはつまり社会人になって必要なことを、人生の先輩方から実体験を元にアドバイスを貰えるということです。
学生である自分は、大人と話すといってもせいぜい親かアルバイト先くらいなので、とても貴重な機会であり、社会性を身につけるにも最適です。また、このプログラムのモットー"失敗はNice try、まずは自分から、捉え方は自分次第"がとても素敵だと思いました。

記念すべき1回目は、韓国のクラスでした。テーマは、徴兵制度についてです。日本にはあまり馴染みのない制度であるため、過酷な労働や辛さばかりが際立って見えますが、意外にもそうではないことに気づきました。
ゲストである洪(ホン)さんのお話からは、徴兵の義務に対しての嫌悪感はあまり見られず、むしろ使命感というか、韓国では兵役に行った人は社会から認められる風潮があることを知りました。兵役を終えた洪さんの口からは、マイナスな発言よりも、「自分を成長させることができた」という趣旨のプラスな発言が多いように感じました。とはいいつつも、やはり労働内容は大変なものであり、日本よりももっと激しい、年齢による上下関係の厳しさや、出身地による偏見などが存在することも学びました。

次は、デンマークのクラスについてです。デンマークには「ヒュッゲ」という独自の文化が存在します。「ヒュッゲ」は日本語に訳すことが難しいのですが、近いもので言うならば「瞑想」や、「リラックス」、「心を落ち着かせる」、といった言葉に置き換えられるかなと思います。特にこの言葉が示す決まった行為などはなく、家族でゆっくりその日あったことを語り合ったり、大好きな本を読んだり、お気に入りのカフェでコーヒーを一杯飲んだり、とにかくどんな事でも安らぎを感じる時間であれば、それがあなたにとっての「ヒュッゲ」です。
ちなみに私にとってのヒュッゲは、通学手段である電車やバスで過ぎゆく景色を何も考えずボーッと眺めながらたそがれる時間です。みなさんにとってのヒュッゲは何ですか?

このように毎回のクラスでは、海外の方をゲストとしてお招きして、その国々のリアルな文化を学んでいます。