こんにちは!スクールファシリテーター・上原紗英(ぽす)です。
6年ほど前から依頼をしていただいている「都立田柄高校」の連続授業。今年もいよいよ始まりました。
◆高校連続授業について
https://commonbeat.org/news/37205/
こちらのプログラムでは、進路や人生の岐路に立つ高校生が、様々な大人との関わり合いを通して社会や職業に対する理解を深め、彼らの将来に活かしていくことが狙いになります。
そして、コモンビートはその中でも「表現活動」を通してそれらを伝えていきます。
昨年に引き続き、田柄高校のメインファシリテーターを務めることになりました。これから2月まで、全6回の授業の様子をお届けしていきたいと思います。よろしくお願いします!
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11/6(水)は、記念すべき第一回の授業でした。
全5回の授業、そして2月の総合授業の発表日を含めて全6回。約3ヶ月間、高校2年生のみんなと共に作品を作っていきます。
今年の授全体のテーマは『Discover』。
なぜこのテーマにしたのか?
昨年のテーマは「Go your own way」ということで、自分の道を自分自身で進む大切さを伝えたかったのですが、
そもそも自分の未来や進路の道を考える前に「自分自身のことをまだ分かっていない生徒が多いのではないか」と考えたからです。
そこで今年は、まず自らを知る、クラスメートのことを知る、将来のことを知る。
探究心を持って、色々なことを発見してもらいたい、そんな想いを込めてこの「Discover」をテーマに掲げました。
まず最初にやったのが「人生劇場」。
コモンビートの経験豊富な社会人の話を高校生に伝えて、新たな進路や生き方をDiscoverする時間です。
サポートスタッフであるスクールキャストの二名が、それぞれの高校時代や今の人生を話してくれました。
授業に参加している生徒は外国籍の子が7割で、自由な雰囲気!「人生劇場」の最中、ガヤガヤしながらも聞いてくれる生徒もたくさん。
それをきっかけに、担当の先生からのお説教・・。少し気まずい空気になり、先生の話を聞きながらこの雰囲気をどうしようかなとずっと考えていました。
そこでまずは座っている生徒と一緒に座って話してみました。
「学校楽しい?」「悩んでることはある?」そう聞いたところ、返って来た答えは「女関係と男女関係」。かわいいですね(笑)
ダンスや歌がやりたいからこの授業を選んだ子もいれば、他のやりたいことがないから選んだ子もいる。
どんな経緯であれ、家に帰って寝たりバイトをしたりできる貴重な時間にこの授業にいるのだから、この時間を最大限良い時間にする努力はそれぞれでしよう。
私も良い時間を作れるように一緒に頑張るから!
そう伝えたら、みんな頷いてくれて、少し泣きそうになってしまいました。モヤモヤする気持ちは残ったままでしたが。
でも、素直な生徒たちと授業を作れるのが楽しみにもなりました。次の授業も頑張ります!
ショーづくりの話は、また次の報告をお楽しみに!
◆高校プログラムのスクールキャスト(授業のサポートスタッフ)、募集中!
https://commonbeat.org/news/37205/
スクールファシリテーター
上原紗英(ぽす)