Meet the World:vol.16 大好きな人たちへのさようなら | NPO法人コモンビート
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Meet the World:vol.16 大好きな人たちへのさようなら

みなさん

こんばんは。もっぴー(三矢楓)です。
初演が終わった翌日は肩の力も抜けたのか、夜に折り紙で大盛り上がりをし、ホストマザーとルーミーと私の女子3人で女子会のごとく夜中の12時まで熱中しました。
3時間かけて出来上がった作品がこちら!

お花(ダリア)は全く初心者向きではないですが、「折り紙」でググった写真を見て「これがやりたい!」というホストマザーの一言で私もはじめてのトライ。
1つ30分かかる大作でした。笑

ショーが1つ終わるということは、街とのお別れを意味します。
まず迎えたのは一部のスタッフメンバーとのお別れ。
全員で旅をするもんだと思っていたのですが、何人かはデンバーでの練習期間のみの参加ということだったのです。。涙
たくさんのことを教わった人、辛いときに支えてくれた人ばかりでした。

スーパークールなご近所さんにも恵まれました!ホストファミリーのお家から裏庭を通って歩いて10秒で着くお隣さん。
80歳のご夫婦で、なんと2人の息子さんが2人とも日本の方とご結婚!
お兄さんがバイブルスタディを日本で教えるために来日し、ご結婚。お兄さんの経験にインスパイアされた弟さんも日本に興味を持ち、英語教師として来日し、ご結婚。
今は両ご家族ともアメリカに住んでいて、計6人のお孫さんがいるそうです。
うちお一人はラスベガスで寿司職人だそうです。かっこいい!
お家には陶器やお箸などたくさんの日本のものがありました。
練習から帰ってきて夕食を済ませた後、裏庭の窓を叩いて何度もお家にお邪魔しました。
彼らが話してくれる日本に訪れたときのお話は、まるで日本の家に帰ってきた気持ちになって、当初慣れない生活からくる心の疲れを癒してくれました。

そして、ホストマザーは愛に溢れた素晴らしい人でした。
はじめて会った時からエネルギーと愛に溢れる方で、毎日練習でくたくたな私達を時にケラケラ笑い飛ばしながら支えてくれました。
巨大ウォルマートやスパゲティースクウォッシュ(うり系の野菜で中のスパゲティのようになっている繊維を茹でて食べる。。!)
私の色々な初めての経験を一緒に楽しんでくれました。

少し彼女の個人的な話になりますが、素敵なのでブログに書かせてくださいとお願いしたところ快諾頂いたので彼女について少し書きます。

今年70歳になるおばあちゃんですが、ナースとバイブルスタディの講師をして、
週2回の社交ダンスレッスンに通い、手作りのポーチやブランケットを作るスーパーウーマン。
50歳の時に旦那さんを亡くされ、そこからキャリアを一転されたそうです。
そんな彼女が愛用しているベッドのシーツのアイデアが素敵で。
彼女の妹さんが、亡くなった旦那さんが愛用していたシャツを縫い合わせてつくったものだそうです。
きっと今なお、毎日一緒に寄り添って寝ていることだと思います。

食事の前のお祈りではいつも私たちが毎日元気に帰っくること、ショーの成功の感謝を神様に祈ってくれました。
毎日の一緒に過ごした日々から、人としての素晴らしい教訓とたくさんの愛情をもらった彼女には本当に感謝がつきません。

出会って間もない頃なんてほとんど他人のようなものなのに、みんな心から親切にしてくれました。
自分は出会って間もなくの人に親切でいられただろうかと自問するばかりですが、
この人たちと出会えたことで、これから先関わる人への親切心を大切にしたいと学びました。

大好きな人たちにお別れをするのはすごく辛くて胸が痛いです。
これから先また会えるかなんて、本当にわからない。。
でも、どんなに離れていても思いやることはできるし、きっとまたどこかで会えると信じています!

人との出会いは本当に財産だなぁと、感じる日々です。
今度は私が誰かの力になれるように頂いたものを磨いていかねばですね。

明日の朝、次の街Greeley(グリーリー)へ移動です!

もっぴー(三矢楓)