Meet the World:vol.12 カルチャーショックと感謝の気持ち | NPO法人コモンビート
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Meet the World:vol.12 カルチャーショックと感謝の気持ち

みなさん

Guten Tag!もっぴーです。

スイス/オーストラリア(二重国籍を持っています)から参加のEllena(エレナ)にアルプスの少女ハイジが日本でアニメ化されていることを
話してオープニングソングの動画を見せると「なんてかわいいの!」と、アニメ版ハイジにびっくりの様子でした。

スイスではハイジのお話は4作あって、1作目はハイジとクララのお話(日本でアニメ化されている部分。スイスでも1作目が有名)
2作目はハイジが大学に行くお話、3作目はハイジが結婚をするお話、4作目はハイジの子どものお話だそうです。

先週のワークショップはカルチャーショックについて。

カルチャーショックといえば一般的に自分の文化と他の文化との違いに驚くことや、ときに苦しむことを思い浮かべると思います。

日本とアメリカ、のように国の違いで発生するものだけに限らず、普段の暮らしとUp with Peopleの生活の違いや、
一緒に過ごす人の変化についても含めて、UWPにきて初めての経験したことや、自分の文化で恋しく感じているものなどをシェアしました。

カルチャーショックには4つのフェーズがあるといわれています。

1:Honeymoon(ハネムーン) 違いが新鮮で新しいもの何もかもが輝いて見えるフェーズ

2:Crisis(クライシス)違いにストレスを感じるようになし、
ネガティブな面ばかりが見えてしまうフェーズ

3:Recovery(リカバリー)違うことの理解を深めようとたり、
別の角度から物事を捉えようと試みるフェーズ

4:Adjustment(アドジャストメント)自分なりに理解を深め、
状況を前向きに楽しむようにとらえるフェーズ

これが繰り返し続きます。

図にするとこのような感情曲線ができあがります。

自分はどのフェーズにいるのかを考えてチームに分かれてシェアする時間でした。

なんと難しい質問。。

なぜなら、毎日の出来事に対し、1‐4が毎日猛スピードでぐるぐる回っていたので今どこか、と言われるとすごく難しい質問でした。

率直な気持ちから出した回答はクライシス。日々、前向きにとらえようと努力するものの、言葉で自分を表現できない壁や、
それによってどこか自分の殻の中にいることを自覚していました。先日のCross the Lineで言葉が全てではないことを学びましたが、
それで100%コミュニケーションがクリアになるほど一筋縄にはいきません。

約20人ほどが集まったチームで意見のシェア。

もっと自分の自由な時間がほしいと悩んでいる人や、本来自分はもっとオープンな性格なのにここではオープンにできない人、
家族が恋しい人やアメリカンフードがもう嫌な人、いろんな意見が出ました。

自分の悩みばかりに目が行っていましたが、同じように皆それぞれの考えを抱えていることに気が付いてハッとした時間でした。

最後に「感謝をしているものはありますか?」と問いかけられました。

この質問にもハッとしました。どんなにストレスを感じていても感謝していることは山ほどある。。!そのことに盲目になっていました。

アメリカのハグの文化、ホストファミリーの歓迎ぶり、ピザはヨーロッパのスタイルとは違うけどおいしい!などたくさんの意見が出てきました。

そして、時間がかかりましたがこの日ようやく皆の前で自分の意見をシェアすることができました。

自分が考えていることが英語で上手に話せないのは苦しいけど、みんな理解してくれようとするし、
わからないことは進んで助けてくれること。そんなみんながいる環境だから、毎日チャレンジして話すことができること。

気の許す友達には話してきましたが、いざみんなの前!となるとこれまでなかなか発言ができず、
話さなければ&話せないスパイラルの渦中にいたのでみんなの前で話すことができたのは自分にとって大きな出来事でした。

ずっと感じていた感謝の気持ちが伝えられて嬉しい気持ちと、
ワークショップの後、まだあまり話したことがなかった人が思いやりの言葉をかけてくれたりして、シェアすることの大切さを改めて感じました。

感謝でいうと、本当にありがたいことばかりで尽きないです。

毎日くたくたな私とルームメイトを毎日迎えに来てくれるホストマザー。

環境が変わってびっくりする寒さの中にいても咳一つしないくらい健康に産んで育ててくれた母親。

ブログを更新するたびに個別返信を頂いたり、メッセージをくださるみなさん、本当に嬉しいです。ありがとうございます!

UWPにいる時に限らず、悩んだりすることは多いですがそれと同時に感謝していることが

きっとあるはずで、その気持ちを忘れないようにしようと思います。

そして助けてもらうばかりでなく、周りのメンバーやチームの力になれるようもっと頑張ります!

もっぴー(三矢楓)