第41期関東ミュージカルプログラム/東京公演から始まった「未来のプロデューサーオーディション」。
このオーディション採用の打出しをしたときには、物珍しさからかコモンビート関係者から「何これ!楽しそう」「またとんがったこと始めたね」「で、どうやってやるん?」という(笑)、いろいろな声が届きました。確かにオーディション採用って言われてもピンとこない人は多いはず。そりゃそうです。事務局も初めて挑戦していることなので、おっかなびっくりしながら進めています。
そんなある意味誰もよくわかっていない(笑)この採用方法を、少しでもみなさんにご理解いただくために、オーディションの内容を明らかにしてしまおうと思います。別に隠すことでもないので(笑)。先日の「未来のプロデューサーオーディション」には3名がエントリーしてくれました。三者三様の応募動機を持ち「プロデューサーがやりたい!」と名乗り出てくれました。オーディションの課題は歌と踊りというわけではなく、彼らの今までの人生やこれからどういう自分になっていきたいのかという「人となり」やアクティビティを仕切る実演をしてもらったりと彼ら自身を「表現」してもらいました。今までの質疑応答形式の面談よりも、より「頭と体に汗かく」ワークに取り組んでもらい、エントリー者全員でその場を共有しながら場をつくっていく新しいやり方に挑戦しています。
ひとりずつオーディションを受けるのではなく、一緒にオーディションを受けることで、同じものにチャレンジしているという一体感も生まれていて、そしてお互いのパフォーマンスをその場で全員が感じ取ることができるので、ある意味その後のプロデューサー選出においての理由もそれぞれが理解しやすく、もし落選したとしても選ばれた人を「応援できる」状態にすることができるのではと考えています。そして、「未来の」プロデューサーオーディションですので、未来を一緒につくっていく一員として居続けてくれたらなと思っています。
オーディションの課題は毎回少しずつ変えていきたいなと思っていますので、現在募集中の第42期関西ミュージカルプログラム/兵庫公演のプロデューサーオーディションの内容にもこうご期待です。みんなで「頭と体に汗かく」ワークに挑戦していきたいと思っています。
最後に第41期東京プロデューサーのオーディションに参加した3名の参加動機と実際やってみての感想をまとめたのでぜひ読んでみてください。
こうやってワクワクを原動力に今後もいろいろな人の挑戦の機会を作っていければと思います。
<オーディション参加者の参加動機と感想>
●村杉圭介(けーすけ) [20代・男性・不動産業]
■なぜ参加しようと思ったのか
「『してもらって嬉しかったこと』を『してあげたくなった』」からです!
何を「してもらって嬉しかったのか」というと、褒めてあげる・共感してあげる・話を聞いてあげる・相手の気持ちを理解してあげることです。当たり前のことですが、自分も他人も意外と出来ていないことが多いと思います。
ですが、それが出来る、認め合いの心に溢れた空間を作り出せるコンテンツ…それがコモンビートだと思っています。その核になってその空間を作りたいなって思ってエントリーしました。
■実際受けてみてどうだったのか。
フレキシブルな、ベンチャー企業の面接って感じでした(笑)。緊張は特にせず、自分が考えてきたことに対して「うんうん」とうなづいてくれて、自分の考えを惜しげもなく話せました。プロデューサーという役は得手不得手、向き不向きがあると思うので、「話しててなんか合うところがあれば採用してー!」って感じのカジュアルな気持ちになれました。
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●上島知子(かみちゃん) [40代・女性・ナース]
■なぜ参加しようと思ったのか
私は引っ張るより支える事の方が得意です。ですが、「未来のプロデューサーオーディション募集」を見てすごくワクワクしてしまいました。この機会に自分ではやってこなかった新たな挑戦をしたいと思ったからです。
■実際に受けてみてどうだったのか?
オーディションに向けて自分の人生やコモンビートへの関わり方、想いなどを改めて振り返ることができて、更に自分の人生が愛しく思えました。オーディションの時間は、参加したタイミングも世代も違うのに、一緒に受けたメンバーと不思議な一体感が生まれ、有意義でワクワクしできました。
結果的に今回はプロデューサーには選ばれず、悔しい気持ちはちょっぴりありましたが(笑)、プロデューサーになった仲間の事を心から嬉しく思い、これからも応援したいと思ってます。未来のプロデューサーオーディションは、私にとってかけがえのない経験になりました。
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●秋末健吾(けんけん) [20代・男性・人材会社の営業]
■なぜ参加しようと思ったのか
元々プロデューサーの立場に興味があったのですが、その一方で「果たして自分に務まるのか?」という踏ん切りがつかない状況でした。ですが「まずは挑戦してみよう!」という気持ちが自身の中で一番大きく勢いでオーディションに参加しました。「ええい、くそったれ!落ちたら仕方ねえ!参加しなきゃ後悔する!」というやけっぱちな部分もありました。
■実際受けてみてどうだったのか
オーディションではあるワークに挑むのですが、これがなかなか難しい。準備して臨んだのですがやはり難しい。ただ、そのおかげで一緒に参加した人の気持ちやプロデューサーの役割として期待されていることなど、参加しないと分からなかったことが多々ありました。それだけでも参加して良かったな!と、今でも思います。
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